犬のダイエット!成功するコツや方法、注意点などまとめ
犬にもダイエットが必要
人間と同じように、犬もダイエットが必要な時があります。
現在、ペットフードやおやつの種類も増え、犬の食は多様化しています。
それ自体はよいことなのですが、食事が多様化したことで肥満になる犬も増えています。
ころころとした太った犬は可愛らしいですが、様々な健康問題を引き起こす場合があります。
健康維持に肥満は大敵なのです。
そのため、効果的なダイエット方法を試して、犬を健康的な体型に保つことが必要になります。
今回は、犬のためのダイエット法と、その成功のコツについて紹介します。
愛犬の健康のために痩せさせたいと思っている方は是非参考にしてみて下さい。
犬の肥満の基準は?
犬はどのような体型になったら肥満といえるのでしょうか。
ぱっと見た感じで肥満ではなくても、数値的には肥満ということもあり得ます。
犬の肥満に早く気付くことは、犬の健康維持につながります。
そこで、まずは犬を肥満とみなす基準をご紹介します。
スタンダードの体重とどれくらい差があるか
犬には、犬種によって標準体型(スタンダード)があります。
自分が飼っている犬のスタンダードの体重を調べ、大きく離れている場合は肥満の可能性が高いです。
例えば、トイプードルの平均体重は3〜4kgとされています。
つまり個体差を考えても、5kg以上は十分に肥満となるわけです。
体型に問題がないか
スタンダードよりがっしりした犬ややせ型の犬が生まれることももちろんあります。
スタンダードより体重が多いからといって、必ずしも肥満ではなく、ただ単にがっしりした犬という場合があります。
そこで、犬の体型に以下の3つのポイントがあるか確認してみてください。
- 上から見て、腰がくびれている
- 肋骨に触れることができる
- おなかが垂れていない
以上のポイントが満たされていない場合、肥満の可能性があります。
犬のダイエット方法は?どのようなコツがあるの?
そもそも犬は何故太る?
犬の肥満は人間同様に、犬が身体を維持するのに必要なカロリーと体を動かすのに消費するカロリーより、摂取カロリーの方が多い場合に生じます。
そのため、以下の2点に気を付けることでダイエットができます。
- カロリーを摂取しすぎない
- カロリーを適度に消費する
カロリーを摂取しすぎず、適度に消費する方法についてご紹介します。
カロリーを摂取しすぎない
与えているフードの量が多すぎると、肥満の原因になります。
そのため、フードを与えすぎないことが大切です。
一方、フードをあまりにも与えないと空腹になり、犬がストレスを感じたり胆汁を吐くなどの体調不良の原因となります。
多すぎず少なすぎず、適切な量を与えることが重要になります。
ドッグフードの梱包袋には、必ず体重に対しての適量が表記されています。
その規定量を守るようにしましょう。
コツ
フードの量自体を減らすのではなく、缶詰のフードに切り替えることもおすすめです。
ドッグフードは、ドライフードのほうが一粒当たりのカロリーが高いです。
そのため、カロリーの低い缶詰のフードに切り替えることで、カロリーの過剰摂取を防ぐことができます。
ただし、缶詰の中でも「栄養補完食」と書いてあるものには注意が必要です。
缶詰のフードには、「総合栄養食」と「栄養補完食(トッピングとして用いられるもの)」があります。
総合栄養食はバランスよく栄養が取れますが、栄養補完食では栄養が偏ってしまいます。
そのため、必ず総合栄養食を選ぶようにしてください。
カロリーを適度に消費する
消費カロリーを増やすこともダイエットにつながります。
消費カロリーを増やすためには、運動をすることが大切になります。
散歩時間を長くすることはもちろん、以下のような工夫でより消費カロリーを増やすことができます。
- 散歩の際上り坂や階段などを利用するようにする
- 家の中で移動できる空間を広くする
階段や上り坂は、消費カロリーが大きいため犬のダイエットの近道になります。
また、サークルに犬を入れて飼っている場合、運動量が減ってしまい肥満になる可能性があります。
家の中を犬に歩き回らせることで、運動量を増やすことができます。
また、
- おもちゃで遊ぶ
- 鬼ごっこなど、犬が運動するような遊びを取り入れる
など、遊び方に工夫をすることも有効です。
コツ
運動はいきなり沢山するのではなく、少しずつ段階を踏んで行いましょう。
一気に痩せるのではなく、気長にこつこつ痩せることを目指すことが、成功の近道になります。
急激に始まるダイエットは犬にとってもストレスになるため注意が必要です。
その他効果のあるダイエット法
間食を減らすことは、最も効果的なダイエットです。
犬は、一日二食のドッグフードで一日に必要な栄養を摂取できるため、間食は余剰なカロリーとなります。
おやつなど餌以外の食べ物を必要以上に与えないようにしましょう。
餌を与えるときは、パッケージに書かれている一日の摂取目安量を守って与えることが大切です。
犬のダイエットをするときの注意点
ダイエット成功の絶対条件は獣医師などのプロに必ず相談するということです。
自己判断のダイエットは、犬の健康に影響を与える可能性があります。
そのため、犬が肥満だと感じた場合、必ず獣医師に相談してからダイエットを開始してください。
ダイエットの方法を間違えると、犬にとっても大きなストレスになり問題行動に発展しかねません。
そこで、獣医師のサポートを受けることはとても大切です。
無理なダイエットはマイナスにしかなりません。
健康に、ストレスなく行うダイエットが理想であると言えます。
まとめ
犬のダイエット方法についてまとめましたがいかがでしたか?
肥満は、犬の健康に大きな悪影響を与えます。
体重の調整、維持は我々飼い主の大切な役目です。
犬が肥満になったときは、プロのサポートを受けながらきちんと段階を踏み、こつこつと犬のダイエットに挑戦してみてください。
大事なことは、急なダイエットではなく、『時間をかけて無理なく健康に楽しみながら行うダイエット』です。
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