パグの運動はどのくらい必要?

パグの運動はどのくらい必要?

 

パグが肥満になりやすい犬種で、適度な運動をさせないと太ってしまい、様々な病気になりやすくなります。

ただ、パグなどの短頭種は体温が上昇しやすく、運動のし過ぎも危険です。

暑さには特に弱いので注意が必要です。

そのことに関しては、こちらをお読みください。

それでは体に無理なく、肥満も防げる運動はどのくらいかということをお話していきましょう。

散歩に関してはこちらでも詳しく解説しております。

 

運動に適した時間は季節によって違う

まず、パグのような暑さや寒さに弱い、まさにわがままボディは季節や気温によって運動すべき時間が違います。

 

パグにとっては快適な気温の季節です。

朝・夕は肌寒いかもしれませんので、その時間は散歩のみで良いでしょう。

気温があがる昼過ぎが運動をさせるにはベストですね。

外に放してあげられる環境があれば、1時間くらい自由にさせてあげて下さい。

少しでも良いので一緒に遊んであげて走らせるのも良いでしょう。

 

パグにとっては最も危険な季節です。

この時期の運動は室内の涼しいところに限ります。

屋外は絶対にダメです。

散歩も、早朝や夜間など、気温が下がった時間に行うようにしましょう。

その際も走ったりはさせないようにして下さい。

また散歩時間も短めで大丈夫です。

運動に関しては、エアコンを利用して涼しい室内環境づくりをしたうえで、遊んであげましょう。

こちらでも解説しています。

 

春同様、快適な気温の季節です。

秋もはじめは比較的暑くなることも多いので、気温に注意しながら運動させましょう。

散歩も春同様に朝・夕は散歩のみで長時間は遊ばせなくても良いです。

日中に運動をさせてあげましょう。

運動と言っても1時間走らせる必要はなく、ドッグランやお庭で自由にしてあげれば十分です。

 

夏ほど危険ではありませんが、パグには苦手な季節です。

パグは寒さにも弱く、体調を崩したりしますので注意が必要です。

朝・夕は寒いので、散歩も早朝や夜間を避け出来るだけ暖かい時間にしてあげましょう。

夏同様に、外では無く室内での運動を心掛けるべきです。

遊んであげる程度で丁度良いでしょう。

 

運動時間は?

年齢によっても違いますが、散歩はだいたい30分~1時間程度。

パグは歩くのも遅いですが、マイペースに歩かせてあげましょう。

運動はできれば1時間くらいは最低でも行いたいところです。

ただ、パグのような室内犬は、それなりに自由に歩き回っていたりしますので、多少でも意識して遊んであげれば良いと思います。

その際、パグは激しく運動をしてしまうと呼吸困難になりやすいので、あまりはしゃぎすぎないように遊びましょう。

 

運動の内容は?

 

運動と言っても過度な運動はパグには必要ありません。

元気いっぱいの幼犬時でもそんなに走らせたりはする必要が無いです。

もちろん、本人が望む限りは自由に走れせてあげれば良いですが、強要するのはやめましょう。

 

具体的には、タオルを使って引っ張り合いをしたり、遊べるおもちゃを与えて勝手に遊ばせるのも良いでしょう。

市販されているものでおやつを中に入れられるボールなどは夢中になってくれますのでお勧めです。

先述の通り、外で自由にしてあげるだけでも良い運動になります。

興味を持って色々なところを嗅ぎ回りますので、ただ歩いているだけですがソファーの上で寝ているよりは運動にはなります。

 

運動の時の注意点は?

 

パグは体温調節が苦手な犬種ですので、運動して体温が上がりすぎないようにしましょう。

まず、水分をしっかり与えることが大事です。

運動後は当然、水を飲みたがりますが、少量ではなく好きなだけあげましょう。

水は多少多く飲んでも太る原因にはなりませんから、体調優先です。

水分が足りないと、夏ではなくても脱水症状になり、最悪の場合は命にかかわります。

常に水分が補給できる環境になっていることが重要です。

散歩の際にも、水分を携帯し、定期的に飲むように促してあげましょう。

 

次に過度な運動に気を付けましょう。

むりやり綱を引っ張って走らせたりは危険です。

犬も走りたくなれば勝手に走ります。

人間が強制してはいけません。

長時間の運動や急に運動をさせると『ゼェゼェ』と呼吸困難になってしまいます。

パグは短頭種気道症候群になりやすい犬種ですから、呼吸は苦手です。

思いっ切り駆け回って遊ぶというよりは、ゆっくり・のんびり遊ぶくらいの方がパグには最適です。

パグの呼吸に気を配りながら、遊んであげましょう。

 

まとめ

肥満体型になりがちなパグですが、適度な運動としっかりとした食事管理で肥満にならないように出来ます。

太りやすいなど、個体差はあるものの、この部分に関しては、飼い主である我々人間の問題です。

愛犬が太ってきたら、自分が太らせてしまっていると認識してください。

パグはちょっと太っているくらいが可愛いという方もいますが、それは人間の押し付けです。

獣医さんに診てもらいながら、適切な体重を維持するようにしましょう。

大事なパグが病気などにならない為に、体調・体重管理は重要なことです。

太って得することは何一つありませんよ。

 

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