犬のしつけ!基本項目とポイント、注意点などを紹介!
愛犬のしつけは大切
犬を飼い始めた方はこれから始まる愛犬との素敵な暮らしにワクワクしていることでしょう。
実際に愛犬との暮らしは喜びの連続であり、とても充実しています。
そんな快適な生活を送るためには、人の社会に馴染めるように愛犬にルールを教えるしつけは飼い主さんの大切な役目です。
基本的な犬のしつけについてコツやポイント、注意点などを紹介します。
犬のしつけと信頼関係
冒頭でも紹介しましたが、犬のしつけとは『人と共に愛犬が生きていくためのルール』を教えることになります。
また、犬の祖先である狼は群れで生活する動物であり、群れのリーダーにより統治され仲間はリーダーに従うことにより安全な生活を送れるのです。
犬も同様に上下関係を作る動物であり、飼い主さんが愛犬のリーダーとなり信頼関係を構築することで安心して快適に過ごすことができます。
この信頼関係をうまく構築することができないと愛犬との関係にヒビが入り、不安やストレスから人に対する攻撃性が出てしまったり問題行動を起こす要因にもなります。
しつけというとスワレやマテなどの動作を想像する方も多いですが信頼関係をきちんと構築した上でこれらの指示が出せるようになります。
それでは具体的に信頼関係をつくりはためにはどうすれば良いのかを紹介します。
アイコンタクトとリーダーウォーク
しつけの第一歩は愛犬に飼い主さんがリーダーとして認識されることから始まります。
そのためにはまず、自分を認識してもらいこちらに集中してもらわなくてはなりません。
飼い主さんの存在を認識していないといくらスワレなどの指示を出しても愛犬には届きません。
そのために必要なことが視線を合わせる「アイコンタクト」です。
人の会話でも目を見て話すことがポイントになりますが、犬にも同様のことが言えます。
はじめにおやつやおもちゃなどの愛犬が注目しやすいものを用意して名前を呼び、飼い主さんの方に注目してもらいます。
最初はおもちゃやおやつばかり見てしまい飼い主さんを見ていないこともありますが、ご褒美を飼い主さんの顔の近くに持っていき視線を合わせやすい状況をつくります。
少しでも飼い主さんと目が合えばたくさん褒めてご褒美を渡してください。
繰り返し行うことで「飼い主さんに注目すると良いことがある」と愛犬が覚えていき、おやつなどがなくても飼い主さんの呼びかけに注目するようになります。
呼びかけに応えたときには必ず褒めてあげます。
飼い主さんとのコミュニケーションが愛犬にとってはなによりの喜びになります。
次にアイコンタクトができるようになったら、リーダーウォークを取り入れてみましょう。
リーダーウォークとはその名の通り、飼い主さんが主導権を握り散歩をすることです。
散歩する際に愛犬は自分の行きたい方向にぐいぐいと引っ張り進みます。
このときに愛犬主導権で好き勝手に散歩してしまうと、愛犬が自らをリーダーとして振る舞うようになってしまう可能性があります。
やり方は簡単で愛犬が行こうとした方向とは逆の方向にリードを少し引っ張り愛犬を誘導します。
また、愛犬が違う方向に行こうとした場合には逆に引っ張り歩くことを繰り返します。
最初は庭など自宅に近い場所で始めるのがオススメです。
リードを引っ張ることに抵抗を感じる飼い主さんもいるかもしれませんが、少し強めにショックをかけなければ愛犬にうまく伝わりません。
ポイントはメリハリをつけることで、愛犬がこちらに来ることができたら褒めてあげましょう。
散歩などで愛犬に好き勝手に引っ張られないようにコントロールすることは犬同士の喧嘩や事故を防止するためにも大切です。
リーダーウォークを続けていくと愛犬が飼い主さんの行動に集中するようになり、呼びかけにもスムーズに応えてくれるようになります。
飼い主さんの存在に注目してもらえるようになれば信頼関係の第一歩が歩めた証拠です。
スワレやマテの教え方は?
基本的なアイコンタクトなどがクリアできればスワレやマテなどの動作を教えていきます。
スワレやマテは日常的によく使うものですので、覚えておいた方が良い動作になります。
具体的なやり方ですが、まずはスワレなど指示の言葉を決めます。
指示の言葉は短くハッキリと発音できるものをチョイスすると愛犬が理解しやすいですよ。
スワレのやり方ですが愛犬にスワレと号令を掛けながら愛犬の腰を押し座らせます。
すぐに立ち上がろうとするかもしれませんが、押さえて少しでも座ることができたらよく褒めておやつを与えましょう。
繰り返すことでスワレの動作を覚えていきますが同時に手を使い、スワレの号令と一緒にひらがなの「し」を下から描くような動作をつけると伝わりやすいです。
最初はおやつを犬の鼻元に持っていき、上を向かせるように徐々に持ち上げるとスワレの姿勢になりやすくなります。
犬にとってスワレの姿勢は敵意のないことの現れや服従の意味もあるため、しつけの基本と言えます。
また、一度状況をリセットして自らを落ち着かせる意味合いもあるため様々な場面での活用ができますよ。
次にマテですが愛犬の顔の前にパーの手を出してマテと号令をかけます。
最初はリードを短めに持ち愛犬が動かないようにして行います。
短い時間でもマテの状態がキープできれば褒めておやつを与えましょう。
マテで大切なことは「ヨシ」という解除の言葉をセットで使用することです。
いつまでマテの状態になれば良いのか愛犬が理解しやすいようにマテとヨシは必ずセットで使用します。
愛犬が混乱しないように、徐々に時間を伸ばしていきます。
しつけで快適な生活を!
愛犬のしつけの基本について紹介しました。
しつけは信頼関係を作るために必須な飼い主さんの大切な役割りです。
愛犬にルールを教えることにより事故やトラブルの防止に役に立ちます。
愛犬とのしつけの参考になれば幸いです。
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