お出掛けの必需品、キャリーバックのジャストサイズな選び方
旅行やドライブ、帰省と愛犬をキャリーバックに入れる機会も多々あるでしょう。
実はこの時、多くの方がキャリーバックのサイズ選びを間違えてしまっています。
愛犬に少しでも快適に、リラックスして過ごしてもらうため、移動中の無駄吠えを予防するためにはキャリーバックはジャストサイズを選びましょう。
今回はキャリーバックの選び方をご紹介させていただきます。
キャリーバックのサイズ間違いで愛犬が辛い思いを
愛犬にとってキャリーバックは窮屈な物、嫌な物と考えていませんか?
このような先入観があるとつい、キャリーバックは出来る限り広い物をと考えてしまうでしょう。
でもせっかくですが、必要以上に広いことでかえって愛犬がストレスを感じることがあります。
なぜなら広いということは、移動の最中に愛犬に体が前後左右に大きく揺れてしまうということだからです。
その上、揺れるタイミングも愛犬には予測不可能ですから移動中に眠って過ごすことも出来ないでしょう。
臆病な性格の犬のであれば、キャリーバックが揺れることで、恐怖を覚え吠えてしまうのも仕方がありません。
つまり、大きければ良いというわけではなく、見合ったものが良いということです。
キャリーバックのジャストサイズとは?
では愛犬にとってジャストサイズのキャリーバックはどう選ぶのでしょうか?
まずは、
- 愛犬が立ち上がった姿勢で床から頭頂部までの高さ
- 愛犬の胸板からお尻までの長さ
の2点を図りましょう。
キャリーバックの高さは愛犬の①のサイズギリギリかやや小さめを選びます。
この高さがあれば、愛犬がキャリーバックの中で立ち上がり向きを変えるのもスムーズに出来ます。
キャリーバックの横の長さは②を参考にしましょう。
愛犬が伏せた状態で無理なく過ごせるサイズです。
さらに横幅も余分なスペースがないものが理想的です。
ただ横幅はタオルやクッションを積めることで調整が出来るので過度に重視する必要はありません。
この目安でキャリーバックを選ぶと意外に小さい、狭いと感じるでしょう。
しかし、犬は狭く薄暗い場所に身を隠すことで、安心感を覚えられるという習性があります。
だからこそ、このサイズ感で問題がないのです。
キャリーバックはあくまでも移動するためだけの場所です。
その中で食事をしたり、トイレをすることはないので、余分なスペースは考えずにサイズを選んであげましょう。
キャリーバックは布製?プラスチック製?どちらがベスト?
キャリーバックを選ぶときにサイズを合わせて気になるポイントがその素材でしょう。
キャリーバックの素材は、
- 布製
- プラスチック製
の2つに分類できます。
この時、まずは愛犬の移動時間で考える方法があります。
短時間の移動であれば軽量で持ち運びがスムーズな布製がおすすめです。
様々なデザインがある上に、愛犬の顔を出したり出来るデザインも人気です。
スリング型であればお出かけ先で愛犬の顔を出してあげたりと一緒にレジャーを楽しめるでしょう。
ただ布製のキャリーバックは混雑した場所には不向きです。
混雑した電車内で人混みでは周囲からの衝撃がそのまま愛犬に伝わってしまうためです。
もし愛犬の移動時間が長い、混雑した場所、車で移動という計画であればプラスチック製を選んであげましょう。
プラスチック製であれば揺れたり、衝撃を受けた場合でも愛犬に直接ダメージが加わることはありません。
愛犬がキャリーバックの側面によりかかり眠ることも出来るので、安心感にもつながります。
ただプラスチック製キャリーバックは持ち運ぶには不向きです。
もし持ち運びが必要な場合はショルダーベルトを取り付けたり、キャスター付きデザインを選びましょう。
キャリーバックを電車に持ち込む場合は別途手荷物料金の切符の購入が必要です。
この切符は券売機ではあつかいがないので、事前に窓口へ足を運びましょう。
手荷物料金が必要な事は、曖昧なルールとなりつつあり、このルールを知らないという方も多いでしょう。
しかし車内にはペットが苦手という方も一定数いるので、あらかじめ切符を購入し、車内にペットを持ち込むこと、正規の手続きを踏んでおくことをおすすめします。
プラスチック製キャリーは日ごろからベッド替わりに
愛犬にとってお出掛けやレジャーはもちろん楽しいことです。
様々な刺激があり、好奇心も刺激されます。
でもどんなに楽しい計画でも、愛犬も当然疲れを感じます。
少しでもリラックスして過ごすことが出来るように、日ごろから工夫をしてあげましょう。
それはお出掛け用のキャリーバックを日ごろはハウスとして、ベッドとして活用するという方法です。
日ごろから愛犬のサークルの中やリビングにキャリーバックを置き、愛犬に使ってもらいましょう。
こうすることで、いざお出掛けとなった時も愛犬は使いなれたベッドをそのまま使い続けることができ、安心して過ごすことが出来るでしょう。
とても簡単な方法なのでぜひすぐにでも始めてみましょう。
まとめ
キャリーバッグの選び方はわかりましたか?
愛情をかければかけるほど、大きく広いものを選びたくなるものです。
これが大きな間違いだったわけですね。
「知識に乏しい」とは怖いことです。
良かれと思ったことが、愛犬にストレスを与えてしまうかもしれないわけですからね。
今一度、お持ちのキャリーバッグのサイズや材質をチェックしてみて下さい。
綺麗であると尚更もったいないと思ってしまいますが、そこは買い替えてあげましょう。
短時間であっても、ストレスは十分に感じてしまいますよ。
”たかがキャリーバッグ”ではなく、ワンちゃんたちにとってはとても重要な物なのです。
コメントを残す