パグのメスとオスの違いは?
みなさん、パグのメスとオスの違いは知っていますか?
見た目以外にも、皆さんの知らない違いが実はあるんです。
個体差にはよるものの性別による違いは、パグを飼うときにも知っておくと役に立つことがあります。
パグという犬種は、意外と温厚なところがあり、他の犬種と比べて吠えたりも少ないとは思いますが、それでもオスとメスの違いはあります。
本日はそんなパグのメスとオスの違いについて、解説します。
是非参考にしてもらえればと思います。
オスとメスの様々な違い
性格の違い
ひとつめの違いは、性格の違いです。
個体差にもよりますが、メスとオスで性格が違うため、飼うときは是非参考にしていただきたい項目です。
オスはメスに比べて、気が強く権勢本能が出やすいと言われています。
わんちゃんを飼っていて、散歩中に出会った他のわんちゃんに吠えかかったり、家の前を通りかかった人に対して、吠えたりする光景をよく見かけませんか?
権勢本能とは、集団の中で周りが自分に対して、言うことをよくきくなどの従順な態度をとった場合、
自分がその集団の中で、リーダーになろうとする犬の本能のひとつで、この性質から、オスはよくマーキングをします。
簡単に言えば、ボス犬状態になり、自分の言うことを聞かせようとしてきたり、言うことを聞かないと吠えたりする状態です。
飼っているわんちゃんの言うことばかりを聞いていると、えらそうになるため注意が必要です。
個体差にもよりますが、他のわんちゃんや人にいつもいつも吠えかかるのは、ちょっと困ってしまいますね。
ただ、子犬の頃からきちんとしつけをすれば、このような行動はとらないようになるので、きちんと小さなときからしつけをしましょう。
反対にメスは、オスに比べて人懐っこく、陽気でむじゃきな性格で温厚な性格をしています。
オスと違い、権勢本能もないので、他のわんちゃんにも優しく、吠えかかるなどの行動も少ないようです。
ただ、メスは頑固でドライという性格も持ち合わせています。
パグに限った話ではありませんが、比較的オスよりもメスの方が、初心者には飼いやすいと言われています。
実際、私自身もオス・メスどちらも飼っていますが、正直飼いやすいのはメスだと思います。
もちろん、オスならではの良さや可愛さはありますよ。
パグは「飼い主さんに懐いてべったり、いつでも一緒にいたい」という性質はあまり持っておらず、メスの方がドライな性質が出やすいようです。
独立心が高いからの所以なのでしょう。
価格の違い
同じ犬種でも、性別が違うだけで性格までもが違うことがわかりましたね。
ふたつめのメスとオスのちがいは、価格です。
みなさん、パグのメスとオスでは、どちらの方が価格が高いと思いますか?
答えは「メス」です。
先ほどの性格の違いでもご説明しましたが、オスの方が気が強く、権勢本能がある分、メスに比べると、きちんとしたしつけが必要です。
そのため、オスの方がメスよりも上級者向きといえます。
パグを飼うのが初心者の方にとっては、メスの方がチャレンジしやすく、飼いやすいためメスの方がおよそ2万円程高い傾向にあります。
ただ、個体差もありますので、一概にメスの方が飼いやすいとは言えません。
また、しつけ次第でいくらでも性格は変わるので、安心してくださいね。
もう一つのメスの価格が高い理由は、メスは出産が出来るということがあります。
ブリーダーがメスは手放さないために希少価値が高くなってしまい、それに伴って価格も高騰してしまうわけです。
パグなどの短頭種は赤ちゃんの頭が大きく、難産になることが多いうえに産まれてくる赤ちゃんも少ない為、メスが重宝されるわけです。
少し余談ですが、ブリーダーさんには愛情をもっていただきたいですね。
『商品・商売』になりすぎないようにお願いしたいところです。
見た目の違い
性別によって価格が違うのはなんでだろうと疑問に感じていた方もいたのではないでしょうか。
飼いやすさの違いで価格が違うのは、納得ですね。
続いて、次のメスとオスの違いは、見た目の違いです。
これはみなさんもわかりやすい項目ですよね。
- 体の大きさ
想像がつくかと思いますが、オスの方がメスよりも体格ががっしりとしていて、体も大きいです。
オスはメスと違い、縄張り争いをしたり、獲物をとらえて自分の家族へ 食料を調達しなければならなかったため、筋肉質で体も大きく成長します。
体重もメスより重くなります。
- 顔つき
顔つきはオスの方が凛々しくなり、メスの方が優しい顔つきになります。
- 生殖器のちがい
オスは睾丸がついているため、区別がしやすく、おなかの下あたりからおしっこをします。
メスは一見生殖器が何もついていないように見えますが、肛門の近くに陰部があります。
また、メスはオスと違って生理があります。
出血を伴うため、陰部に血がついていたり、床に血が付いていることで、生理になったと気づくことが多いようです。
人間ほどの出血量はないので、気づかないこともあるようですが、陰部が赤らみをおび、少し腫れていたら生理のサインです。
このような見た目の違いは、想像がつきやすいですよね。
寿命の違い
ここまでで、オスかメスかによって性格・価格・見た目のちがいがあることがわかりました。
最後は、寿命の違いです。
人間は性別によって、ある程度寿命年齢がちがいますが、パグはどうなのでしょうか。
実はパグの寿命は性別によって違いがありませんでした。
寿命には個体差がありますが、パグも一般的な犬と同じ寿命で10年から15年になります。
まとめ
みなさん、パグの性別によって、案外たくさん違いがあることがわかりましたね。
性格や体の性質の違いで、飼いやすさも変わってくるため、これからパグを飼おうと考えている方にとっては、参考になったのではないでしょうか。
ただし、オスとメスによる違いはあるものの、個体差にもよるため、一概にすべて当てはまる訳ではありません。
メスのパグでも、知らない人やわんちゃんに吠える子はいますし、オスのパグでもおとなしい子はいます。
しつけによっても、だいぶ性格が変わるため、きちんとしつけをして、おりこうさんに育てるのも、飼い主さんの役目と言えるでしょう。
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