パグの病気
パグなどの犬も人間同様、健康第一、元気が一番ですが、やはり病気になってしまうことはあります。
パグも風邪をひきますし、下痢もします。
体調が悪いときは何かしら変化がありますので見落としてはいけません。
下痢など、症状が分かりやすいときはよいですが、中には症状が出にくい病気もありますので、注意が必要です。
普段と比べて少しでも違和感などがある時は迷わず動物病院に行くことを心掛けましょう。
早期治療がどんな病気にも大事なことです。
パグの代表的な病気は?
パグの病気には以下のようなものがあります。
・短頭種気道症候群
など、書ききれません。
病気の種類は山ほどあり、獣医さんでなくては判断できないのが当たり前ですね。
多くの場合、獣医さんですら精密検査の結果をみないと判断出来ません。
愛犬パグの病気を私たちが勝手に判断して処置を考えるのは危険ですのでやめましょう。
短頭種気道症候群
今回はパグの一番のチャームポイントである潰れた顔が関係する短頭種気道症候群についてお話しします。
パグの魅力の一位を争うのが、ペチャ顔とも言われる独特な顔ですよね。
私自身、犬っぽくないこのパグの愛くるしい顔に惚れてしまった一人です。
しかし残念なことにこの唯一無二の愛くるしい顔が原因の病気です。
このパグならではの顔、骨格が原因ともなると簡単に治せる病気ではありません。
また、この疾患は年齢を重ねるごとに悪化します。
日ごろから注意してあげましょう。
必要に応じて、獣医さんに相談することが大切です。
短頭種気道症候群とは簡単に言うと、パグをはじめとする短頭種が生まれつき持つ呼吸器系の障害全般を言います。
もっと簡単に言うと、呼吸しづらい短頭種の呼吸困難のことです。
短頭種はふとした時や興奮したときに『ハァハァ』『ゼェゼェ』と苦しそうにする事があります。
それが短頭種気道症候群の分かりやすい症状の1つです。
呼吸は命に係わる重要な機能ですので、しっかりと対応してあげましょう。
短頭種とは?
短頭種とはマズル(口腔)が短い、低い犬種のことです。
代表的な犬種は、
など。
意外な犬種だと、
- チワワ
- ボクサー
など。
確かに、ラブラドールとチワワの顔を比べるとマズルが短い気がしますよね。
このように品種改良によりマズルを引込めた犬種が短頭種と言われます。
短頭種気道症候群の原因は?
そもそも気道とは、口や鼻~喉~気管~肺までの空気の通り道を指します。
この気道が狭くなってしまうと、呼吸が苦しくなるわけです。
短頭種は生まれつき頭蓋骨が丸く、鼻腔や鼻孔が潰れ気味なことも多く、空気の通り道である気道が他の犬種よりも狭いのです。
軟口蓋課長症も短頭種気道症候群の一種です。
口腔上部から鼻腔に向かって伸びている口腔と鼻腔を分ける役目の軟口蓋が他犬種よりも長いことが原因で呼吸困難になる疾患ですが、原因は先天性ですので仕方ありません。
短頭種気道症候群の症状は?
『ハァハァ』『ゼェゼェ』『ガァガァ』など、激しい呼吸音がします。
寝るときにいびきをしているのも症状の1つです。
『スースー』寝ているのが正常なのですが、『ガーガー』いびきをかいていたら病院に連れていきましょう。
いきなり、『ガァーッ』と吐き出そうとしているような仕草もそうです。
呼吸がしずらくて自分で解消しようとして頑張っているのです。
豚のような感じの呼吸になっていたら危険です。
呼吸困難になってしまうと、以下のような状態を引き起こしてしまいます。
- 呼吸による体温調節が出来ず、体温が上昇してしまう
- 酸素が十分に取り入れられていないチアノーゼ
- 失神
- 嘔吐
- 吐血
ここからさらに悪化すると、酸素不足による脳障害や嘔吐物などの異物が喉に詰まってしまい死に至ることもあります。
短頭種気道症候群の治療は?
短頭種気道症候群の治療は、内科治療では一時的な回復にしかなりません。
外科手術でしか根治治療は出来ません。
外科手術の方法として1つ目は、
生まれつき狭くなってしまっている鼻孔を切開し広げるという方法。
パグのマズル(口腔)を伸ばすことは容易に出来ないので、シンプルに、狭くなっている鼻の穴を大きくして息を吸いやすくするという事です。
比較的、外科手術の中ではパグへの負担が少ないほうでしょう。
これで少しでも愛犬パグの呼吸が楽になるなら早めの手術も無駄ではありません。
2つ目は、
軟口蓋を切除するという方法です。
長さを短くすることで正常な呼吸が出来るようになります。
ただし、肥満によってまた伸びてしまうこともありますので、術後も注意が必要です。
手術が終われば安心というわけではありません。
こちらは少し大変な手術ではありますが、命を守るためには必要ですので、獣医さんと相談しながら検討してください。
短頭種気道症候群の予防は?
予防というよりは治療になってしまいますが、上記2つの手術をすることで、短頭種気道症候群はかなり改善できます。
一般的には早いほうが、予後も良いといわれており、1歳くらいで検討しましょう。
冒頭にも書いた通り、この短頭種気道症候群は歳を重ねるごとに悪化する一方ですから、老犬になり体力がないにも関わらず、重症化して無理に手術をするくらいであれば、回復も早い幼犬時にすべきでしょう。
予防法は基本的にこれしかありません。
呼吸器に詳しい先生に診てもらい愛犬にあった手術を提案してもらいましょう。
まとめ
我が家の愛犬パグ2匹も、たまにですがこの症状が出ることがあります。
2匹それぞれの症状は多少違いますが、ちょっと苦しそうになる点は一緒です。
どちらも1歳くらいから症状が出始めた気がします。
避妊・去勢手術の際に獣医さんに勧められたのですが、愛犬の体にあまりメスは入れたくないとの思いから断ってしまいました。
今となっては、その選択が正しかったのか自信がありません。
愛するが為に、時には心を鬼にしなくてはいけないのかもしれませんね。
麻酔や投薬などは悪いイメージしかないので、必要以上の治療を望んできませんでしたが、考え方を変えていかないといけないと反省した次第です。
大事なことは、私たち人間がどうしたいかではなくて、愛犬にとって何が一番なのかということですね。
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[…] 短頭種気道症候群についてはこちらを読んで下さい。 […]
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