犬の里親になる為の準備と方法のまとめ!
犬を飼いたい!方法は?
犬を飼いたいなと考えている人はペットショップやブリーダーさんから購入することをイメージしている方も多いかもしれませんが、保護団体や保健所から犬を引き取り里親になるという方法もあります。
むしろ海外では里親になるということがポピュラーであり、ペットショップで生体を購入することの方が珍しいです。
犬の里親になるためにはどのようなことが必要なのか紹介します。
犬の里親になるためには?
犬の里親とは、ささまざまな理由で保護された犬の飼い主になることです。
ホームページなどで募集していることが多く、その中から希望の犬を引き取ることでなることができます。
里親を募集する経緯は様々ですが、捨て犬として保護された犬や飼い犬として飼われていた子がなんらかの事情により飼えなくなり里親を探すケースがほとんどです。
このように里親を募集している犬を引き取る場合には、団体により異なりますが生体の購入費がかからないことがほとんどです。
必要があれば治療費やワクチン、これからの飼育代やケージなどの最低限の必要経費のみで迎えることが可能です。
保護団体によっては譲渡料として料金が発生する場合もありますが、子犬をペットショップで購入するよりは安価で入手することが可能です。
里親になるためにはまず、里親を募集している保護団体や保健所に直接赴く必要があります。
ホームページで里親を募集していることもありますが、気になる子がいた場合には最初に電話で問い合わせをしてから直接面会して、譲渡先の飼育環境や里親さんとなる方の家族構成や経済事情などを職員の方と面談して譲渡が決定するのが大まかな流れです。
その場でいきなり譲渡が決定して受け渡しということはほぼなく、最低でも面会と引き取りの二回直接の訪問が必要です。
保護団体によっては、里親さんの元で馴染んで健康に生活できているのか写真や定期連絡が必要なこともあります。
犬の里親になるための注意点は?
注意したいのは、いくら生体料金がかからずに安価で犬を購入できるからと気軽な気持ちで里親を名乗り出ることは絶対に避けなくてはなりません。
さらには、里親を募集している保護犬は子犬であることは稀であり、すでに成犬になっているケースがほとんどです。
ある程度成長すると性格が出来上がっていますので、しつけや新しい環境で飼育することで問題が発生するケースもあります。
里親を募集している犬の中には、きちんとした世話をしてもらえずに虐待を受けていたり、飼育崩壊による命の危機に直面していたという悲惨な過去を持つ子もいます。
そういったつらい体験をしたことにより、極度に人に対して攻撃的になっている子や障害や疾患を抱えている子も珍しくありません。
新しく子犬を迎えるよりも問題が起きやすいこともあり、里親になるためには安定した家庭環境である必要があります。
そのような点を考慮して家族できちんと話し合いを行い、計画的に里親になることが理想的です。
特に、つらい経験をした犬がまたつらい目に合わないためにも、終生飼育する覚悟を持つことがなによりも重要です。
里親になるための準備は?
里親になるための大まかな流れについて説明してきましたが、犬を飼う前の準備はどんな場合であっても大切になります。
特に保護犬を引き取り里親になるからといって特別なものが必要ということではなく、ゲージや食器、ドッグフードやリード・首輪といった一般的に犬を飼うために必要なアイテムをそろえましょう。
特にドッグフードに関しては、いきなり種類を変えてしまうと胃腸の負担になってしまい、下痢などの体調不良の原因にもなるため里親を募集している施設にいる時に食べている銘柄のものを継続して与えることがオススメです。
ドッグフードの種類を変えたい場合には、1週間~2週間かけて徐々に変更したいドッグフードの比率を多くしていき切り替えていきます。
里親を募集している団体ではどのような経緯で里親募集に至ったのか、その子の性格や大まかな病歴などを紹介しています。
気になりことがあれば里親になる前に確認しておき、後々トラブルが起きないようにしましょう。
また、押さえておきたいポイントとして先住犬がいる場合にはうまく馴染むことができるかも重要です。
先住犬がいる旨を伝えてあらかじめ先住犬とも会わせておくと安心ですね。
里親の募集要項によっては多頭飼いは性格のことや疾患などからNGの場合もありますので確認しましょう。
先住犬にとっても新しく犬が増えることが本当に望ましいことなのかきちんと考慮しましょう。
環境の変化で犬は体調を崩すこともあるため、先住犬が大らかな性格で多頭飼いしても問題はないか、里子に迎える子もまた平気であるのか見極めます。
まとめ
犬の里親になる方法や注意点、大まかな流れについて紹介しました。
里親になる際にはその子にとって幸せな環境であることが必須条件です。
犬を飼う上で終生飼育をする覚悟を持つことは1番大事なことですが、つらい経験から里親募集に至った経緯がある子はなおさら慎重に迎える必要があります。
本記事を参考に素敵な愛犬との出会いを見つけてくれれば幸いです。
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