パピヨンの性格や特徴、飼い方や飼う時の注意点など
毎回、人気の犬種ランキングに名を連ねるパピヨンを知っていますか?
その昔、貴婦人が好んだというだけあってその優雅な見た目は目を引くものがあります。
小型犬で飼いやすいことも相まって、よく見かける犬種の1つです。
今回はそのパピヨンの魅力とともに性格や特徴、飼い方などをまとめました。
是非購入を検討している方や興味のある方は参考にしてみて下さい。
パピヨンの主な特徴
原産国
ヨーロッパ(フランス、ベルギー)
価格
10~25万円
特筆すべき特徴
- 小型犬
- シングルコート
- フワッとした飾り毛が特徴
性格
パピヨンの性格は、明るく元気で社交的な飼いやすい犬種と言えるでしょう。
大胆で積極的な行動をし、その探究心は凄いです。
しかし小型犬に多い自己中心的なわがままは無く、利口で環境の変化にも柔軟に対応できます。
飼い主を独占したいという気持ちを強く持ちますが、友好的であるため噛み付いたりすることはあまり無いでしょう。
しつけなどもしやすい犬種で、しっかりと教えれば理解してくれます。
サイズ
サイズとしては小型犬に分類され、
体高はオス・メス共に20〜28cm
体重はオス・メス共に5kg程度
で、脂肪は少なくスマートな体をしています。
被毛・カラー
パピヨンの被毛はシングルコートと呼ばれ、抜け毛は少ない方です。
ただし、チャームポイントでもある長い被毛は抜けると量が少なくても多く見えてしまいます。
耳、胸、前足、尾には華やかな飾り毛が見られます。
細く長く光沢がある被毛は豊富で、ブラッシングなどこまめなケアが必須になります。
主なカラーは、
- ホワイト地にブラックの斑
- ホワイト地にブラウンの斑
ですが、ブラック、タン、ホワイトのトライカラーなども存在します。
寿命
一般的な小型犬と同じで10〜15年でしょう。
比較的体は頑丈な犬種ですから、長生き傾向であると言えます。
歴史(発祥〜現在、名前の由来)
パピヨンは、16世紀にスペインの小型狩猟犬であるスパニエルとされていた犬種を改良して誕生したものとされています。
間も無くフランスに輸入され、ルイ14世の時代からベルサイユ宮殿の社交界の花形として人気を博します。
貴婦人たちに大人気で自分の肖像画に一緒に描かれるほどでした。
1793年のフランス革命の際に処刑されたマリー・アントワネット(ルイ16世夫人)の処刑の際には主人を慕って断頭台までついて行ったとも言われています。
面白いことにチャームポイントでもある立った耳は、当時は垂れていましたが、歴史と共に徐々に立ってきたとされています。
19世気になりヨーロッパで繁殖され、立ち耳であるスピッツや小型であるチワワと交配する事で今のような形になったとされています。
名前の由来ですが、その特徴的な立った耳が蝶に見える為、フランス語で蝶を意味する”パピヨン”がそのまま付けられました。
飼い方や注意したい病気
毎日のケア
ふさふさと長く、柔らかい被毛は毎日のケアが必要です。
ブラッシングはもちろんですが、定期的なシャンプーも必要になります。
散歩など室外に出して汚れてしまった際は、すぐに綺麗にしてあげましょう。
足を洗ったりするだけでなく、濡れたタオルで顔や耳、体を丁寧に拭いてあげて下さい。
パピヨンは耳の毛がどんどん伸びると被毛が良い状態を保てている証拠だとされます。
専門家によるトリミングをしっかりと行うことでパピヨンらしい美しい被毛を保てるでしょう。
散歩
散歩量に関しては、それほど長くなくても大丈夫です。
散歩は1日2回20分も行けば問題ありませんが、そのぶん室内で自由に動けるようにしてあげましょう。
室内犬であるパピヨンは、室内を活発に動き回る為ストレスは溜まりづらいですが狭い空間に限定してしまうとストレスが溜まってしまいます。
トイレなどをしっかりとしつけ、飼い主が留守の際でも活動範囲を限定しなくていいようにしてあげることが理想です。
しつけ
覚えは良い賢い犬種ですから、小さい頃から早めにしっかりとしつけていきましょう。
怒ったりせず、時間をかけて教えることでパピヨンは学んでいきます。
個体差はあるものの他の犬種と比べてもしつけにかかる時間は短いと言えるでしょう。
食事
小型犬ですから、1回の食事量は少なくて良いでしょう。
太りにくい犬種ですが上げ過ぎれば体重増加に繋がり、病気になりやすくなるので注意しましょう。
おやつが大好きで好奇心が旺盛な為、留守の際に人間の食べ物を漁ることもありますから、日頃から食べ物の管理には気を付けましょう。
床に置いておくことなどは避け、ケースに保管をしたり高所にしまうようにして下さい。
活発に行動するため水を飲むことは多くなります。
お出かけの際には飲み水の残量をチェックしてあげましょう。
かかりやすい病気
長く豊富な被毛ですから、通気性が悪く、垢なども溜まりやすいためケアを怠るとすぐに皮膚病になってしまいます。
ブラッシングなどはこまめに行ってあげましょう。
また、活発であるがためにならではの怪我をしやすいです。
元気に遊びすぎて捻挫をしてしまうことがあります。
これは飛び跳ねたり、走り回ったりしてしまうからでひどい時は骨折してしまうことさえあります。
特に多頭飼いやドッグランなど、他の犬と一緒になると興奮して遊んでしまうので注意が必要です。
好奇心が旺盛であるために散歩の際も草むらや山道などに入りたがったりしてしまいます。
そういった場所はダニやノミなども付着しやすく、それが感染症を引き起こす原因にもなります。
ダニなどに吸血されていても、長い被毛に隠れて発見しづらくなりますから、散歩後のケアは細心の注意を払って下さい。
ゆっくり丁寧にブラッシングなどをしてあげましょう。
まとめ
いかがでしたか?
パピヨンについてどのような犬種だか分かっていただけましたか?
優雅な見た目のパピヨンは高貴で品があります。
小型犬である上に利口な為、初めて犬を飼う方も安心して飼える犬種です。
小さなお子様がいるご家庭にもオススメの犬種で、家族に従順で友好的なパピヨンですから、人気ランキングにいつでもランクインしている理由がよくわかりますね。
パピヨンとは素晴らしい関係が気づけると思います。
是非、家族に迎え入れてあげて下さい。
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