サルーキの性格や特徴、飼い方や飼うときの注意点は

サルーキの性格や特徴、飼い方や飼うときの注意点は

 

まるでサラブレットのような高貴な姿が魅力のサルーキという犬を知っていますか?

最古の犬種とも言われ、その歴史は非常に古いものになります。

日本でも密かな人気があり、意外に飼っている人がいます。

大型犬である為、敬遠されがちですが実は飼いやすい犬種の1つです。

そんなサルーキの性格や特徴、飼い方を学ぶことで、さらなる魅力を知って下さい。

サルーキに興味がある方もない方も是非一度読んでみて下さい。

 

サルーキの主な特徴

原産国

イラク

 

価格

20~25万円

 

特筆すべき特徴

  • 大型犬
  • シングルコート
  • とにかく足が早く時速70km近くで走る
  • 絹糸状の飾り毛がある

 

性格

飼い主や家族に従順で愛情深い犬種です。

基本的には静かで冷静ですが、動くことが大好きで活発です。

攻撃的な性格ではありませんが番犬には向いており、頭は良いです。

他の犬などに対しては、最初は警戒心を示すものの友好的な態度を取れるでしょう。

 

サイズ・体格

サイズとしては、大型犬に分類されます。

体高は58~72cm

でメスの方が低いです。

体重はオスが20~25kg、メスが14~20kg

でかなり痩せ型です。

体の幅は非常に狭く、グレーハウンドを痩せさせてような体型です。

元々は猟犬として活躍をし、荒地でも走り回れるように足はしなやかで強固です。

とにかく足が早く、最高速度は時速70kmに達した個体がいるほどです。

大型犬の飼い方はこちらに飼いてあります。

 

被毛・カラー

サルーキの被毛は短く滑らかです。

耳や足、尾には長くて柔らかい飾り毛があります。

シングルコートであるので抜け毛は少なく、お手入れは比較的楽です。

しかし、飾り毛を中心にこまめなブラッシングは必須になります。

高貴な見た目を維持するためには毎日しっかりとケアしてあげましょう。

カラーは、

  • ホワイト
  • クリーム
  • フォーン
  • ゴールド
  • トライカラー
  • ブラックタン

など様々あります。

 

寿命

一般的な大型犬の寿命10~12年です。

ただしサルーキは砂漠などの厳しい自然の中で生き抜いてきただけあって体は丈夫です。

暑さはもちろん、寒さにも強く体調を崩しにくいので長生きする可能性は十分にあります。

体が丈夫というのはメリットしかなく、医療費もかかりませんし、飼育もしやすいということになります。

 

サルーキの歴史

イラク原産のサルーキですが、なんと全ての犬種の中で最も古い犬と言われています。

紀元前7000〜6000年のシュメール王国(中東アジア)の遺跡からもサルーキそっくりの彫刻が発掘されています。

聖書で犬という言葉はサルーキのことを指しているとも言われているほどです。

エジプトの王もサルーキを溺愛し、王が死ぬとサルーキも一緒にミイラになれることが多かったそうです。

メソポタミア文明から生き抜いてきた犬ということです。

 

サルーキという名前の由来は、アラビアにあった今は滅んでしまった町の名前だとされています。

歴史が古過ぎるため、いまだ謎に包まれている犬種の1つでもあります。

 

サルーキの飼い方や飼うときの注意点

運動不足に注意

サルーキは活発な犬種で運動量は非常に多いです。

狭い空間で飼育しているとストレスが溜まって体調を崩してしまいます。

室内に入れている際は6畳くらいの部屋に閉じ込めるのではなく、家中を自由に動けるような形が望ましいでしょう。

その為には、小さい頃からしっかりとしつけをして家を荒らさないようにしつけておく必要があります。

屋外に出しておくさいも、出来る限り広い範囲を動けるようにしてあげて下さい。

そういった意味では、お庭が広いと良いですね。

 

散歩

運動量の豊富なサルーキに必要な散歩量の理想は1日3回各1時間です。

上記はあくまで理想なので難しい場合は、朝45分・昼30分・夕方45分でも大丈夫です。

散歩の際にジョギング程度に走る時間を作ってあげるだけでもストレス解消には効果があります。

ただし先述のとおり、散歩以外の時でも出来る限り広範囲を行動できるようにしてあげましょう。

週一回くらいは広いドッグランなどに連れて行って自由に走らせてあげることも大事です。

颯爽と走る姿はまさにサラブレットと言えます。

 

ご飯はあげすぎない

サルーキは厳しい環境下でも生きていける強い犬種です。

ご飯は多くあげすぎないように気をつけましょう。

子供の頃はたくさん栄養を摂らせる為に子供用ドッグフードをあげ、大人になるとともに低カロリーな餌に替えていって下さい。

ドッグフードのパッケージの背面には通常、体重に合わせた適量が記載されています。

そちらを参考にし、必ず適量をあげましょう。

おやつはしつけの際を除き、あげる必要はありません。

 

コミュニケーションをたくさん取る

サルーキは飼い主に対しては非常に愛情深い犬種になります。

長時間留守番をさせるのはやめましょう。

誰かしらが一緒の空間にいてあげるのが理想と言えます。

そして、夜など家族みんなが集まる時間はできる限り接してあげて下さい。

触れ合うことが、サルーキを飼う上で最も大事なことです。

おもちゃなどを使って遊ぶ時間を作るだけでもサルーキにとってはストレス発散の良い時間になります。

 

注意したい病気

骨折

活発で元気な性格から、足の怪我には注意が必要です。

颯爽と走っている時に足を骨折してしまうことがあります。

しっかりと整備されたドッグランを選ぶようにしましょう。

凹凸や段差があるような所は非常に危険です。

 

外耳炎

耳が垂れている為に通気性が悪く、感染症などにもかかりやすいです。

耳の中は散歩の時など定期的に拭いてあげてケアを怠らないようにしましょう。

耳垢などがたまらないように月1回ほど動物病院などで専門家に清掃してもらうことも必要です。

外耳炎についてはこちら

 

まとめ

最古とも言われるサルーキのことはわかりましたか?

王族をも魅了したサルーキは高貴で美しいですよね。

頭もよく愛情深いサルーキは初めて犬を飼う方にもおすすめです。

しかし大型犬である為、飼育環境が重要になってきます。

ご自宅の広さなどを考えて購入を検討しましょう。

ペット可であってもマンションなどの集合住宅での飼育には向きません。

サルーキに最適な環境で伸び伸び過ごさせてあげましょう。

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