ロットワイラーの性格や特徴、飼い方や飼う時の注意点など
ロットワイラーはドイツやアメリカで非常に人気が高い犬種で、頭が良く勇敢な性格を持ち合わせているドイツ原産の大型犬です。
強うそうな顔立ちに大型犬である為、見た目は若干怖いですが、どんな犬種か分かってもらえれば人気の理由も分かって頂けると思います。
今回はそんなロットワイラーについて、歴史や飼い方、特徴を中心にご紹介致します。
是非、ロットワイラーに興味がある人は読んでみて下さい。
ロットワイラーの主な特徴
原産国
ドイツ
価格
20~30万円
特筆すべき特徴
- 大型犬
- ダブルコート
- マスティフのようにたくましい
性格
ロットワイラーはとても勇敢な犬で、仲間である家族を守ろうとする傾向にあります。
普段は落ち着いていて穏やかな性格をしていますが、警戒心や防衛能力が強いのが特徴です
サイズ
サイズとしては大型犬に分類になり、
体高が雄で60~69cm、雌で55~64cm
成犬時の体重目安は雄で45~59kg、雌で40~50kg
程度です。
体格
ロットワイラーは、がっしりとした筋肉量の多い骨太の体つきで、マズルが太くて短く、目が比較的小さめなのが特徴です。
被毛・カラー
ロットワイラーの被毛はダブルコートのミディアムレングス(中毛)で、抜け毛が意外に多いのが特徴です。
毛色はブラックで、頬やマズル、喉、胸、脚などに鮮明なタン・マーキングがあります。
ロットワイラーの寿命
大型犬の中でも短命で、平均寿命は8~10年程度です。
ロットワイラーの歴史
ロットワイラーの歴史はとても古く、ローマ時代に祖先がいたと考えられています。
ローマ時代では軍人たちが食料確保のために家畜を一緒に連れて遠征にでましたが、この家畜を誘導するために追い犬として働いていたのがロットワイラーの先祖である「モロシアン犬種」であるといわれています。
ロットワイラーの名前の由来は、ドイツ南西部の「ロットワイル」と呼ばれる町名からきています。
ローマ軍がこの町にロットワイラーを連れて来た後、交易都市であるロットワイルにたくさんの肉屋が集結。
そのため肉屋で使用する家畜の誘導、人や家畜の保護、荷車を引くなどロットワイラーは人のために働いていた長い歴史があります。
ロットワイラーの飼い方や注意したい病気
食事内容
ロットワイラーは非常に筋肉量の多い犬種であり、体の筋肉の割合はジャーマンシェパードやボースロンに並ぶといわれています。
ロットワイラーと一言でいっても個体差や運動量の違いはあるものの、基本的に基礎代謝も高いのでカロリーの高い食事が大切です。
運動量
ロットワイラーは運動量の多い犬巣で、筋肉質な体を維持したりストレスを発散させたりするために1日1時間~2時間以上の運動量が必要です。
運動不足でストレスがたまると問題行動の原因になるので、日々の散歩とは別にドッグランなどで自由に走り回る時間が確保できると尚良いでしょう。
社会性を身につけるためのしつけ
ロットワイラーは防衛心が強い犬種であり、家族を守ろうと他者や他犬に対して攻撃的になりやすいので、子犬のうちからしっかりと社会性を身につけるしつけが必要です。
とても力があるため、本気でなくても人や犬に危害を与え致命傷を与えてしまう危険性があるので、子犬のうちから人や犬と接する機会を増やし、他人や他犬に慣らす必要があります。
知力を使う遊びを取り入れる
ロットワイラーは非常に賢い犬種で、頭を使って遊ばせてあげると満足感が高まりストレスがたまりにくくなります。
体の運動だけでなく、訓練要素など取り入れながら脳を使う遊びを一緒にしてあげましょう。
攻撃性に要注意
家族や自分を守ろうとする一心で攻撃的になることがあるので、社会性に合わせ飛びつきや噛み癖などの問題行動にも十分注意しなければいけません。
子犬のうちからしつけ教室や信頼できるプロのトレーナーさんに相談して、攻撃性がでないようにしっかりとしつけを行いましょう。
食後は運動させない
体の構造上、大型犬がよく発症する「胃捻転」になりやすいので、食後の運動、または食前の運動はさせないようにしましょう。
胃捻転で胃が捻じれてしまうと、ショック状態に陥る危険性があり早急に処置しないと死を招く危険性があります。
お手入れ
ロットワイラーは中毛ですがダブルコートのため、抜け毛の量が多いので定期的なブラッシングが必要です。
週に3回程度を目安にブラッシングして、換毛期は回数を増やしてあげることをおすすめします。
骨や関節の病気に注意
ロットワイラーは大型犬に多い「股関節形成不全」、また「赤十字靭帯断裂」にも注意が必要です。
股関節形成不全は遺伝子疾患として発症しやすく、関節の骨の変形によって股関節が噛み合わなくなる疾患であり、赤十字靭帯断裂に関しては、膝関節内の赤十字靭帯が部分的、または全体的に損傷してしまうことで、片足を上げるように歩くなるため注意が必要です。
足腰に負担がかからないよう体重管理に気をつけ、必要に応じてサプリメントを活用。
定期的な動物病院での健康診断で早期発見できるよう心がけましょう。
心臓の病気に注意
「大動脈狭窄症」と呼ばれる心臓疾患に気をつけましょう。
大動脈狭窄症は心臓内の大動脈が大動脈弁という器官に挟まってしまう病気で、普段から動物病院で心臓音など定期的に検査してもらうと良いでしょう。
大動脈狭窄症になると失神や突然死の可能性もあるため、十分注意しなければいけません。
まとめ
今回は、勇敢で家族想いの性格から特に海外で高い人気を誇るロットワイラーについて紹介致しましたが、ロットワイラーは非常に力強く防衛心が強いため、しつけには細心の注意を払わなければいけない犬種です。
しっかりと子犬のうちから愛情を持って継続的なしつけを行い、大型犬がかかりやすい病気には特に細心の注意を払いましょう。
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