犬を知る!犬は高い所が苦手?マーキングや穴を掘る意味は?

犬を知る!犬は高い所が苦手?マーキングや穴を掘る意味は?

 

愛犬が普段している何気ない行動の理由を知っていますか?

犬の行動について知ることは、しつけや犬の生活環境の向上を中心に、人と犬が共存する上でとても大切なことです。

今回は、犬が高い所が苦手な理由やマーキングをする理由、穴掘りをする意味についていくつかご紹介します。

 

犬は高い所が苦手?

 

犬は昔から高さのない場所で生活してきた

犬は人と暮らすようになる前から地表や穴倉を好んで生活してきたため、基本的に高い所は苦手であり、猫のように木に登るという習性も持ち合わせていません.

 

体の構造からして高い所が苦手

犬の前肢は前後に動かすことはできますが、猫とは異なり左右にあまり動かない構造になっています。

前肢でしなやかに何かを抱え込む仕草が不得意で、猫のように爪も鋭くないので体の構造上自ら高い所に登るという行為をしてきませんでした。

そのため高い所には慣れていない犬が殆どで、全般的に犬は高い所が苦手であると考えられます。

 

診察台では大人しくなる犬が多い

動物病院の診察台やトリミングサロンのトリミングテーブルは、高さを苦手とする犬の習性を活用して高い位置に設置されています。

人の目線に近づくよう調整するという理由もありますが、高い場所にいる犬は身動きが制限されるため診療やケアをスムーズに行うことができます。

しかし恐怖心が強いあまり、逆に飛び降りようとする犬もいるので注意が必要です。

 

高い所が好きな犬もいる?

犬によって個体差があるものの好奇心旺盛な性格の犬の場合、高い所に登りたがる犬もいます。

特に好奇心で階段を上ってしまう犬が多くいますが、降りるのが怖くなって硬直してしまう犬も少なくはありません。

留守の間にケガなどをしないように階段は登っていけないように柵などを設けておきましょう。

 

犬がマーキングをする意味は?

 

マーキングとは?

マーキングとは、簡単に言うと『おしっこでにおいを付ける』ということです。

散歩の際に、においを嗅いでからおしっこをするシーンを目にすると思います。

毎回同じような場所にすることが多く、これは前回の自分のマーキング(おしっこ)をした場所を探して、そのにおいが消えないように繰り返しているのです。

他の理由としては、自分以外の犬がマーキングをしているところに自分の尿をかける事で相手のにおいを消すためである場合もあります。

 

マーキングはテリトリーを主張するため

犬は、本能的にテリトリー(縄張り)を他の犬に主張するために自分の尿の臭いをつける習性があります。

雄犬の場合、テリトリーを守るための意識が高くなる傾向にあるため、肢を上げて排尿することによって優位性を示し自分を大きく見せようとしています。

ちなみに小型犬の中には自らの体が小さいことから、逆立ちをしてマーキングしようとする犬もいます。

 

他の犬への挨拶の意味もある

テリトリーの主張以外にも、マーキングを他の犬に対しての挨拶として利用することもあります。

犬の嗅覚には個体差がありますが、一般的に人間の100万倍~1億倍であるといわれており、犬は臭いで他犬の性別や年齢、体調や感情までをも読み取るため、自分の尿を様々な場所につけることで自分の情報を相手に知らせる挨拶としての役割も補っています。

 

発情中の犬のマーキング

発情中の犬の場合、オスに限らずメスがマーキングをすることもありますが、これは子孫を残すための本能的行為のようなもので、他犬に自分が発情していることを知らせる意味があると考える専門家もいます。

 

室内でマーキングする犬も?

犬と飼い主さんの主従関係がうまく構築できていない場合、室内でマーキングすることもあります。

通常であれば普段生活する家の中は、飼い主さんのテリトリー、または飼い主さんと一緒に共有するテリトリーであると犬は認識しています。

しかしながら、犬が家族のリーダーになってしまっている場合、犬は「自分が家族のリーダーである」と主張するため、または「自分の生活空間では好き勝手してもいい」と認識していることから室内でマーキングしてしまうことがあります。

普段室内でマーキングしない犬がマーキングする場合は、精神的ストレスが要因であることが多いので注意が必要です。

 

膀胱炎の可能性

普段全くマーキングをしない犬が急に色々な場所で排尿するようになった場合、膀胱炎が原因であることもあります。

膀胱炎になると膀胱内が炎症して排尿回数が増えるため、マーキングのように少量の尿を多数回することから飼い主さんが膀胱炎に気づかないこともあります。

 

犬が穴を掘る意味は?

 

掘って寝床をつくる

犬は野外で暮らしていた時代、外敵から身を守ることができる安心できる寝床確保のために、穴を掘って生活していました。

そんな歴史的背景から、人と室内で暮らすようになった現代の犬であっても穴を掘る習性が残っていることがあります。

人間が寝るときに布団を整えるよう、犬によってはくつろぐ場所を整えたくて穴を掘るような動作をすることもあります。

 

狩りをする習性から本能的に穴を掘る

ダックスフンドやアイリッシュ・テリア、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア、ウェルシュ・テリア、ケアーン・テリア、スムース・フォックス・テリアなどのテリア系犬種のように、巣穴を掘って生活する小動物の狩りをしてきた犬種は、本能的に穴を掘ることがあります。

 

ストレスで穴を掘ることも?

過剰に穴を掘る場合や普段掘らないのに急に穴を掘るようになった場合、ストレスが原因になっていることがあります。

運動不足や家族や住処の変化、飼い主さんの態度の変化など人が気づかないようなことが原因でストレスを溜め込んでしまい、穴を掘ることによってストレスやエネルギーを発散することがあります。

要はむしゃくしゃして、無意味にやっている可能性があるわけです。

 

穴掘りを繰り返すのは「常同障害」?

穴を掘る全ての犬ではありませんが、稀に穴掘りを繰り返し行っている犬は常同障害の可能性もあります。

常同障害は不安障害の一種で、継続的なストレスがかかった場合に発症しやすい病気です。

過剰な穴掘りに限らず、

  • 尻尾を追いかける
  • 体を頻繁に舐める
  • 歩き回る
  • 光を追ってばかりいる

このような仕草を繰り返す場合は「常同障害」が原因であることもあります。

至急、獣医師などの専門家に相談しましょう。

 

まとめ

犬は古くから平地で暮らしていたために高所は苦手なわけですね。

猫とは違い、高い所で活動できるようには進化しなかったわけです。

思わぬケガをしないよう高さには気を付けましょう。

特に階段や玄関の段差は危険箇所ですよ。

 

また、頻繁に見かける、マーキングや穴掘りをする理由もわかって頂けましたか?

本能的な行動の可能性が高いですが、稀にストレスなどの表れだったりもするので注意しましょう。

 

このように愛犬が何気なくしている行動について、何故そのような行動をするのか深く考えてみると、愛犬のことを理解するためのきっかけになります。

犬は言葉で物事を説明したり要求したりすることができないので、愛犬のちょっとした行動の変化にいち早く気づき、何故そのような行動をするのか考えてあげることが大切です。

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