ロイヤルドッグであるコーギーとイギリス王国の歴史

ロイヤルドッグであるコーギーとイギリス王国の歴史

胴長短足な体形に丸みを帯びたお尻、歩く姿がとてもチャーミングな犬種と言えばコーギーです。

今や人気ペットランキング上位に入る犬種の1つですが、実はコーギーはイギリス王室と深いつながりがあることをご存知ですか?

ロイヤルドッグとも呼ばれるコーギーの歴史に目をむけつつ、ついに終わりを迎えるこの文化を知っておきましょう。

 

コーギーはどんな犬種?

コーギーは大きな耳と狐のような顔立ち、胴長短足のユニークな体形が特徴的です。

小型犬と勘違いされることもありますが、体重のやや重い中型犬の一種です。

国内の血統証発行団体であるJKCによると、スタンダードと呼ばれるサイズは、

体高 約25-30cm

体重 牡:10-12kg 牝:9-11kg

と定められています。

柴犬とほぼ同じ位とイメージするとわかりやすいでしょう。

本来のコーギーは牧羊犬として広大な牧場で過ごしていました。

背の低い独特な体形は牛の足の間を潜り抜け、時には牛の足首を噛みつくことに向いています。

時には牛に蹴られることもありますが、重量感のある体形だからこそ痛手を負わずに済むこともこの犬ならではでしょう。

コーギーは一日中、牧場内を走り回っても疲れる事を知らないと言われるほどにタフな犬種です。

そのうえ、知能レベルは人間の5~7歳程度まで発達すると言われるほどですから驚きます。

決して小柄で穏やかなペット向きな犬種ではありません。

ただその外見からたびたび誤解を受けています。

日本では90年代の終わりごろにテレビCMに出演したことがきっかけで注目を集め、その後ペットとして飼育頭数が増加しました。

しかしテレビCMのイメージとは異なり、実は

  • 大変活発なこと
  • 牧羊犬特有の豊富な運動が必要なこと
  • 無駄吠えなどが目立ち、素人ではしつけが難しいこと

から飼育頭数の増加は一過性のブームに終わっています。

今でも一定の人気はあるものの、一部の愛好家による飼育に収まっています。

 

イギリス王室とコーギーの長い歴史

実は陽気でやんちゃなイメージがあるコーギーですが、原産国であるイギリスではエリザベス王女の愛犬であり、80年以上もイギリス王室で飼われている犬種でもあります。

王室内でコーギーが暮らしている上に、数代にわたって繁殖や生まれた子犬の売買もされていた歴史があります。

コーギーがイギリス王室の愛犬になったのは、1930年代のことです。

ジョージ6世とエリザベス女王2世が愛犬として迎え入れ、その後血統を維持すべく繁殖が続き、いまでは14代目まで迎えています。

この間にイギリス王室で暮らしたコーギーは30匹以上もいたそうです。

もちろん王室で暮らすコーギー達はイギリス王室の伝統的な行事に参列したり、来賓を出迎えたり、時には王室内でいたずらをして関係者を困らせたこともあります。

ただそのチャーミングな外見から、大抵のことは大目にみてもらえていることも役得なのでしょう。

 

イギリスではロイヤルドッグのグッズが人気お土産品に

イギリスに観光で足を運ぶと、様々なロイヤル(王室)グッズがお土産品として並んでいます。

王女はもちろん皇太子やその子供に至るまで所縁の品々が並び、グッズの売り上げで人気ランキングが付くほどです。

実はこのロイヤルグッズの人気上位にコーギーのグッズも入っています。

王室で飼われているコーギーは尻尾の無いペンブローグと呼ばれる種類のコーギーです。

そのコーギーが王冠をかぶったり、王室らしい服装を真似ているのですから、人気が出るのも納得出来るでしょう。

 

長年のロイヤルドッグの歴史がついに終わる

2018年にイギリス王室から驚きの発表がありました。

それは長年続いたロイヤルドッグの文化に終わりが来るというものです。

エリザベス女王が高齢になった事を受け、現在女王と暮らしている2匹のコーギーが亡くなった時点でコーギーの飼育を終えるというものです。

2匹はすでに10歳を超える高齢ですから、今後新たな子犬を迎えることもしないということです。

この発表はイギリス国民だけでなく、世界中の愛犬家にショックを与えたと言われています。

実はコーギーはイギリス国内での飼育頭数が年々減少し、今では絶滅危惧種に指定されるほどです。

その上、ロイヤルドッグの文化さえも終わりを迎えてしまうのですから、ますます深刻さに拍車がかかります。

ただ今後は皇太子夫妻や王族それぞれが自身の選んだ愛犬と暮らす生活があることからも、イギリス王室と犬との関係性は続くと言われています。

まとめ

コーギーと聞くと日本では牧羊犬やフリスビードッグというイメージが強いでしょう。

中には意外に大柄、声が大きい、食いしん坊というイメージの方もいることでしょう。

でも実はこの犬種はイギリス原産なだけでなく、長年イギリス王室で暮らすロイヤルドッグでもあります。

コーギーのこれまでと違った一面を知るとますますその魅力に夢中になってしまうでしょう。

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