大型犬のフードの選び方とおすすめ!3選
現代では飼いやすさから小型犬を飼っている方が非常に多いですが、犬好きな人ほど大型犬が大好き。
ラブラドール・レトリーバーやゴールデン・レトリーバーなど、性格が穏やかで頭のいい子が多く、根強い人気があります。
そんな大型犬は食べる量も多く、栄養面も気になるところ。大型犬のドッグフード選びのポイントとおすすめ3選をご紹介したいと思います。
大型犬の特徴とフードの関係
犬のサイズ区分にはっきりとした決まりはありませんが、一般的に20kgを超えてきたあたりから、大型犬と呼ばれます。
大きな体は見るからに多くのエネルギーを必要としそうですよね。
カロリー不足にならないよう、まずは愛犬の体重をしっかりと把握しておくことが重要です。
カロリーバランス
大型犬はその大きさからも、もちろん小型犬より何倍もの食事量が必要となります。
体重に適したフードの量を与えてあげることが重要です。
ただし意外と知られてないのが、1kgあたりに必要なカロリー量。
チワワなどの超小型犬と比べると70%程度しか必要としません。
そのため小型犬のフードはカロリーが高くつくられているのに対し、大型犬用のフードはカロリーを抑えて作ってあることが多いものです。
大型犬に小型犬のフードを体重量与えてしまうとカロリーオーバーになってしまうこともあるので摂取カロリーには注意が必要です。
ライフステージを把握する
犬は体が大きくなるほど平均寿命は短くなります。
もちろん犬種や個体差にも大きな要因があるので一概には言えませんが、一般的には小型犬の平均寿命が15年前後なのに対して、大型犬では12歳前後です。
その分、高齢期に突入するのも早いと言えるでしょう。
小型犬ではまだまだ成犬の5歳頃でも、大型犬ではそろそろ中高齢期に差し掛かります。
大型犬の成長スピードを理解し、早いうちから高齢期対策をとってあげることも大切です。
また、小型犬が生後1年を前にほとんどの成長が終わるのに対し、大型犬は生後15ヶ月頃まで骨など骨格の成長期が続きます。
ですが4~5カ月を過ぎると脂肪組織が発達してくるので、カロリー過多には注意が必要です。
ゆっくりと体作りを行っていることを理解して、栄養面とカロリーのバランスを考えた食事を与えてあげましょう。
大型犬フードを選ぶポイント
大型犬は何と言っても食事量が多い点が大変なところ。
また、関節や消化器に対するサポートが必要であることも特徴です。
フードを選ぶ際には次の4点に気を参考にしてみてください。
フードのタイプ
ドッグフードには硬い「ドライタイプ」のものと水分を多く含んだ「ウェットタイプ」のものとがあります。
また、その中間に位置する半生タイプのものも見られます。
それぞれのメリット・デメリット・特徴についてご紹介しましょう。
ドライフード | 半生フード | ウェットフード | |
硬さ | 硬い | 中間の硬さ | 柔らかい |
水分量 | 10%以下 | 20~35%程度 | 75%程度 |
開封後の保存期間の長さ | 長い | ドライよりは短い | 2~3日 |
嗜好性 | △ | 〇 | ◎ |
歯石のつきにくさ | ◎ | △ | × |
コスパの良さ | ◎ | 〇 | △ |
大型犬は、小型犬と比べると比較的食いつきが良いです。
どのタイプのドッグフードを与えてもしっかりと食べてくれるでしょう。
ですが、噛む力が弱かったり食欲がなかったりする子犬や高齢犬を除けば、一般的にはドライフードを与える方がメリットが多いものです。
特に小型犬と比べてドッグフードの消費量が極端に多いということもありますので、コストを考えても、できればドライフードを食べてもらいたいです。
価格
食事量が多く、食費がかさんでしまうのが大型犬の特徴。
小型犬の15~20倍もの量が必要と言われています。
そんなことは飼うときから理解はしていても、やはりコスパは重視したいところではないでしょうか。
だからと言ってあまりに安価なフードは考え物です。
安いフードは小麦やとうもろこしなどの穀物を多く使用しかさを増し、そこへ肉のエキスやパウダーで味付けしているものが多いもの。
もちろん肉をたくさん使っているフードは必然と価格もあがりがちです。
栄養面とコストパフォーマンスを考慮して無理のないフードを選んであげてくださいね。
関節サポートができるかどうか
大型犬はその大きな体を4つの足で支えています。
そのため関節を悪くすることもしばしば。
特に高齢になってきたときに歩けなくなると飼い主さんも大変です。
先程お伝えしたように大型犬は高齢期に入るのも早いです。
早めのうちから関節ケアなどを心掛けてあげると良いでしょう。
- 老化を防ぐ、、、ビタミンC、ビタミンA
- 関節や皮膚の炎症を抑える、、、EPA/DHAなどの不飽和脂肪酸
- 関節の健康を保つ、、、コンドロイチン硫酸やグルコサミン
などを含んだものがおすすめです。
高齢になってくると消費エネルギーが減るので、子犬や成犬時と比べるとカロリーを抑えてあげることも必要です。
肥満になると関節への負担も増加してしまいます。
ですが、単純にカロリーだけを減らしたフードでは栄養不足になってしまうので、しっかりとした栄養素が含まれているかチェックしてあげてくださいね。
消化器サポートができる食事かどうか
大型犬は大きな体の割に意外と消化器が敏感です。
そのため子犬用のフードなど、高タンパク・高脂肪のフードを与えるとお腹を壊してしまいウンチが柔らかくなったり下痢をしてしまったりすることもあります。
犬にとって重要な栄養素はタンパク質です。
本来肉食の犬にはやはり植物性より動物性のタンパク質を与えてあげることが好ましいのですが、あまりに高栄養すぎても消化器に負担をかけてしまいます。
そのため消化吸収率の良い、タンパク質を含んだフードが必要となります。
ドッグフードメーカーでも様々な配慮がされていますので、過度に気にすることはありませんが、成長期の終わった成犬や老犬の場合は、少しタンパク質と脂質の量を気にかけてあげることが望ましいでしょう。
大型犬におすすめのフード3選
ここまでご紹介してきたフードを選ぶポイントを考慮して、大型犬におすすめしたフードを3つご紹介します。
「FINEPET’S 新処方ドッグフード (大粒)タイプ」
4kg 参考価格 6,995円(税込)
アレルギーの原因となりにくいチキンとサーモンを使用したドッグフード。
なんと原料の80%が良質なタンパク質です。
プレミアムフードの中でも特に消化吸収しやすいフードとなっていて、その消化吸収率はなんと87%。
お腹に配慮してあげたい大型犬におすすめしたいフードです。
1つは4kg入りですが、まとめ買いや定期配送でさらにお得にもなるのでコスパは良いのではないでしょうか。
「ソルビダ成犬用 中粒アダルト」
5.8kg 参考価格 9,500円(税抜)
ソルビダは大切な愛犬に生涯食べ続けて欲しいという気持ちから、オーガニック素材のみを使うこというこだわりの強いドッグフード。
素材本来の高い嗜好性を引き出したドッグフードで食いつきが良いと評判です。
原材料のメインにチキンを使用しているため、重要な栄養素であるタンパク質が豊富に含まれています。
また、消化吸収が良いので胃腸に負担をかけたくない大型犬にぴったりのフードです。
「ロイヤルカナン マキシ アダルト (大型犬専用フード 成犬用)」
4kg 参考価格 5,670円(税込)
動物病院での治療食も取り扱っているフードメーカー、ロイヤルカナンの一般食。大型犬専用フードなので、消化や骨、関節など大型犬が特に気を付けたい点に配慮されて作られています。
年齢ごとのフードもあり、小型犬と異なる成長スピードにもしっかりと対応できます。
サイズも豊富で15kg入りまでありコストパフォーマンスも優秀な点は嬉しいですね。
まとめ
大型犬は小型犬の何倍も食事が必要です。
大型犬はドッグフードの消費量も多い為、コストを気にして安いドッグフードを買ってしまいがちです。
価格ばかりに気を取られず、栄養素やカロリーには十分気を使ってあげたいものです。
栄養不足で体が弱ってしまえば、飼い主さんの負担も増えがちです。
ドッグフードは健康に直結するものであることを忘れてはいけません。
いつまでも元気でいてもらうためには、ドッグフードの質とコストパフォーマンスどちらにも配慮したフード選びが重要でしょう。
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