ドッグフードのタイプって?セミモイストって?
近年、ドッグフードの種類は増える一方で、様々なタイプが販売されています。
特定の犬種用ドッグフードや医療食ドッグフード、ダイエット用低カロリードッグフード、年齢に合わせたドッグフードなど。
ご自分の愛犬に最適なドッグフードを選ぶことが難しいです。
ドッグフードを選ぶうえではまず、このタイプを選ぶことから始まります。
このタイプを選んだ後に、種類を選びます。
こちらにドッグフードの種類の選び方が書いてありますので是非参考にしてください。
そして、今回ドッグフードのタイプについてご説明していきたいと思います。
ドッグフードのタイプは3種類
ドッグフードのタイプは大きく分けて3種類に分類できます。
そもそも、ドッグフードのタイプとはなにかというと、”水分量”の違いのことです。
水分量が違うことで、食感や保存期間など様々な違いが生まれます。
それぞれのタイプにメリット・デメリットがありますから、全ての特徴を覚えておきましょう。
ドライフード
最も昔からあるタイプのドッグフードです。
ドッグフードというとこのドライタイプが最も主流で、多くの犬がこれを食べていると思います。
その名の通り、水分量が少なく「ドライ」に製造されているものです。
食感が固く、カリッとしている点が特徴で、人間の食べ物で言うと煎餅のような感じです。
一般的に水分量10%以下のものが多いです。
主な特徴としては、以下のようなものがあります。
〇栄養価が高い
〇安価なものが多い
〇開封前・開封後の保存期間も長い
〇種類が豊富
✖食いつきが悪い
✖のどに詰まりやすい
✖便のニオイを抑えられる
ウェットタイプ
ドライタイプの逆のタイプのドッグフードです。
「ウェット」というくらいですから、つまり水分量が多いということです。
水分量は70%にも達します。
よく缶詰やアルミのトレーに入って販売されているものです。
食感は柔らかく、ニオイが強い点が特徴で、少し高値ですが犬が最も好きなドッグフードです。
ペットホテルや動物病院で、食欲が無くなっている時の対処法として最後の手段がこのウェットタイプのドッグフードとされるくらいです。
言い換えれば、このウェットタイプのドッグフードを食べなければ、もはや成す術がありません。
主な特徴としては、以下のようなものがあります。
〇開封前の保存期間が特に長い
〇とにかく食いつきが良い
〇柔らかいので食べやすい
〇喉に詰まりにくい
✖価格が高め
✖開封後の保存期間が短い
✖これ以外食べなくなる
✖便が緩くなる
✖便のニオイが強くなる
セミモイストタイプ
半生タイプとも言われる、上記のドライタイプ、ウエットタイプの中間タイプです。
最近、流行ってきているドッグフードのタイプで、他2種の良いとこ取りをしている感じです。
比較的食いつきも良く、価格もウェットタイプと比べると安価です。
水分量は30%前後で、喉にも詰まりにくく、老犬にもお勧めです。
しかし、一番のデメリットとして、保存料などの添加物が最も多いドッグフードのタイプになります。
病中、病後などで食欲不振の際には適したドッグフードですが、愛犬の健康のことを考えるとあまりお勧め出来ません。
主な特徴としては、以下のようなものがあります。
〇食いつきが良い
〇価格が安価
〇喉に詰まりにくい
〇柔らかいので食べやすい
✖開封前・開封後の保存期間が他2タイプと比べて短い
✖管理を徹底しないとカビなどが発生しやすい
✖便のニオイが強くなることがある
✖便が緩くなることがある
✖添加物が多い
違いのまとめ表
上記の特徴を表にまとめてみました。
◎を「良い」、〇を「普通」、△を「いまいち」として評価しています。
また、1項目10点満点で、◎10点・〇5点・△1点として加点し、10項目100点満点です。
ドライ | セミモイスト | ウェット | |
味(食いつき) | △ | 〇 | ◎ |
食感(食べやすさ) | △ | 〇 | ◎ |
潤い | △ | 〇 | ◎ |
便の状態 | ◎ | △ | 〇 |
歯磨き効果 | ◎ | △ | △ |
あごの運動 | ◎ | △ | △ |
保存期間 | ◎ | △ | 〇 |
栄養・添加物 | ◎ | △ | 〇 |
種類の豊富さ | ◎ | 〇 | △ |
価格 | ◎ | 〇 | △ |
総合評価 | 73点 | 30点 | 49点 |
※あくまで、個人的な評価です。参考程度にご覧ください。
まとめ
あくまで、個人的な評価ですが、ドライフードが圧倒的に高得点でした。
ドライフードはやはり歴史も古く、改良を重ねてきた分、優位かもしれませんね。
しかし、もうこれ以上は発展も望めない気がします。
セミモイストタイプはまだまだこれから改良されていくはずですので期待して待ちましょう。
今はまだ添加物の面など安全面で万全ではありませんが、あと数年もすれば安全なより良いものが販売されると思います。
ウェットタイプは、誕生日など記念日にあげるものであって、毎日あげるものではない気がします。
しかし、震災などの非常時には役立ちますから、何個か常備しておくのは大事です。
開封しなければ最も保存期間が長いドッグフードですので、特性を生かすべきでしょう。
このように、タイプ別にメリット・デメリットがあります。
それぞれの特徴を生かして、適材適所に与えてあげて下さい。
生命に最も大事な”食”ですから、より良いドッグフードを模索していきましょう。
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