パグの病気。外耳炎とは?
パグも人間同様、健康第一、元気が一番ですが、やはり病気になってしまうことはあります。
パグも風邪をひきますし、下痢もします。
体調が悪いときは何かしら変化がありますので見落としてはいけません。
下痢など、症状が分かりやすいときはよいですが、中には症状が出にくい病気もありますので、注意が必要です。
愛犬パグが普段と比べて少しでも違和感などがある時は迷わず動物病院に行くことを心掛けましょう。
早期治療がどんな病気にも大事なことです。
パグの代表的な病気は?
パグの病気には以下のようなものがあります。
・外耳炎
など、書ききれません。
病気の種類は山ほどあり、獣医さんでなくては判断できないのが当たり前ですね。
多くの場合、獣医さんですら精密検査の結果をみないと判断出来ません。
パグの病気を私たちが勝手に判断して処置を考えるのは危険ですのでやめましょう。
外耳炎
外耳炎とはパグがなりやすい耳の病気です。
耳の入り口~鼓膜までの外耳道と呼ばれる部分に炎症を起こす病気です。
パグの特徴でもある垂れた耳が発症しやすい環境をつくってしまっています。
パグの垂れた耳は、通気性が悪く湿気が溜まりやすいです。
これは細菌が繁殖しやすい環境ですのでケアが大事になります。
外耳炎が直接の原因で命を落とすことはほぼありえませんが、悪化してしまう前に早期回復をさせてあげないといけません。
あまく見て放置してしまうと外耳の奥にまで広がり、中耳炎や内耳炎などを引き起こす可能性もあり、重症化してしまいます。
症状も出やすくわかりやすいので、日々の観察から気付くことは出来ます。
外耳炎の原因は?
外耳炎の主な原因は、細菌の繁殖です。
犬の外耳道、いわゆる耳の中は人間と違って中で屈折しているため熱がこもりやすく、湿度も高くなりやすい構造になっています。
つまり、外耳炎とはその構造が原因で耳の中が不衛生になり、細菌が繁殖してしまい炎症が起きてしまう病気なのです。
パグ以外にも、ゴールデンリトリバー、ラブラドールリトリバーなどの耳が垂れている犬種は、上記のリスクが高まるので注意が必要です。
また、トイプードルやシーズーなど、毛量が多く、耳自体が毛に覆われている犬種も同様に注意が必要です。
それ以外にも、
- 耳ダニの寄生
- アレルギー性
- アトピー性
- 外傷性
などがあります。
耳ダニは名前の通り耳に寄生するダニで、0.5mm程度しかなく発見しづらいですが、激しい痛みや痒みを犬が感じるため、異変には気付けるはずです。
散歩中に感染してしまうことがありますので気を付けましょう。
アレルギー、アトピー性は生まれつき皮膚の抵抗力が弱いという体質が関係しています。
外傷性は偶然、耳にケガをしてしまい、その傷が原因で細菌感染などを起こしてしまい外耳炎になってしまうことがあります。
一度、外耳炎になってしまうと、犬が足で耳を掻いてさらに傷をつけてしまい、どんどん悪化していってしまいます。
外耳炎の症状は?
外耳炎の症状として、まずベトッとした耳垢が出るようになります。
またこの耳垢は悪臭がします。
パグのような耳の中に毛がないような犬種は、耳の中が赤く炎症を起こしていることも目視で確認できるでしょう。
悪臭のする耳垢が出るころには以下のような行動をパグもとります。
- 耳を頻繁に掻く
- 頭を頻繁に振る
- 耳などを触ろうとすると嫌がる
このような仕草を確認出来たらすぐに病院に連れていきましょう。
このように外耳炎は悪臭、耳垢、赤く炎症、仕草など比較的気付きやすい症状が出ます。
外耳炎の治療法は?
基本的には点耳薬による治療がメインになります。
まずは、検査をし外耳炎になっている原因を究明します。
その結果をふまえ獣医さんが的確に処置をしてくれます。
細菌感染が原因の場合は、抗生剤の点耳薬。
ダニ感染が原因の場合は、抗ダニ・駆除剤の点耳薬。
アレルギーが原因の場合は、抗アレルギー薬。
重症化していなく、可能と判断されれば耳の洗浄もします。
普段から定期的に耳の洗浄はしてもらいましょう。
重症化している場合は、内服薬や注射での処置が施される場合もあります。
経緯観察が必要で軽度の外耳炎であっても、数回は通院することになるでしょう。
早期治療で治りやすい病気ですから、異変を感じたらすぐに病院に行くことが大事です。
外耳炎の予防法は?
外耳炎の予防法は、基本的に衛生を保ってあげることがまず必要です。
夏などは汗もかきやすいので耳の中もきちんとケアしてください。
パグなどの耳が垂れている犬種は日々きちんと拭いてあげましょう。
パグの耳の中は汚れが溜まりやすい部位になりますので、チェックは忘れずにしてください。
ただし、あまり激しく掃除をしてしまうと結果的に耳の中を傷つけることになってしまい、外耳炎のきっかけを作ってしまうかもしれません。
シャンプー後に拭くときや市販薬でそうじする際には、優しく丁寧に行いましょう。
自分での処置が不安な場合は、無理せず獣医さんに相談をすることが一番です。
動物病院には行かなくて済む元気な状態が一番望ましいですが、獣医さんと相談して定期的な検診は行うようにして、その際に耳も診てもらいましょう。
まとめ
外耳炎は最も発症する耳の病気ですが、早期発見することで多くの場合で回復は困難ではありません。
しかし、再発の多い病気であり、治ったからと言って油断は禁物です。
パグのような耳が垂れている犬種などは、数日などの短期間で不衛生になってしまいます。
動物病院で洗浄・治療をしてもらったからと、1か月も放置してしまうと再発している場合があります。
大事なことは、日々のケアです。
毎日確認をし、綺麗な状態を保つことが最善の予防策です。
そしてどんなに気を付けていてもなる時はなりますので、異変に気づいたら即治療が大事です。
市販薬に頼らず、まずは病院で診てもらいましょう。
我が家のパグも外耳炎になってしまったことがありますが、早期発見だったため点耳薬によりすぐ治りました。
獣医さんに指導を受けたとおりに、耳のケアをしています。
今のところ再発はありません。
何気ないことですが、シャンプー後にきちんと耳を乾かしてあげる事も重要なことです。
[…] ・外耳炎 […]
[…] 過去記事のこちらにも外耳炎について詳しく書いてあります。 […]
[…] 外耳炎についてはこちら。 […]
[…] 特に外耳炎や皮膚炎になりやすいのでこまめにケアしてあげましょう。 […]