パグの病気。パグ脳炎(壊死性髄膜脳炎)とは?

パグの病気。パグ脳炎(壊死性髄膜脳炎)とは?

 

パグなどの犬も人間同様、健康第一ですが、やはり病気になってしまうことはあります。

パグも風邪をひきますし、下痢もします。

体調が悪いときは何かしら変化がありますので見落としてはいけません。

下痢など、症状が分かりやすいときはよいですが、中には症状が出にくい病気もありますので、注意が必要です。

普段と比べて少しでも違和感などがある時は迷わず動物病院に行くことを心掛けましょう。

早期治療がどんな病気にも大事なことです。

ここではパグに多い病気の中からパグ脳炎についてまとめてみました。

 

パグの代表的な病気は?

パグの病気には以下のようなものがあります。

・パグ脳炎(壊死性髄膜脳炎)

・短頭種気道症候群

・洞不全症候群

・乾燥性角膜炎

・角膜潰瘍

・外耳炎

・皮膚炎

・気管虚脱

・鼻腔狭窄症

など、書ききれません。病気の種類は山ほどあり、獣医さんでなくては判断できないのが当たり前ですね。

多くの場合、獣医さんですら精密検査の結果をみないと判断出来ません。

愛犬パグの病気を私たちが勝手に判断して処置を考えるのは危険ですのでやめましょう。

 

パグ脳炎(壊死性髄膜脳炎)

今回はパグの命にもかかわる病気の1つであるパグ脳炎(壊死性髄膜脳炎)についてお話します。

慢性的な脳疾患で、パグ脳炎とも言われるくらい、犬種としてはパグに多い病気です。

しかし、パグ以外にもフレンチブルドッグやチワワ、シーズーやペキニーズなど、小型犬を中心に起きる疾患です。

 

脳に炎症が起き、その炎症が脳全体に広がることで脳が委縮し、やがて脳が壊死するという考えるだけで恐ろしい病気です。

大脳皮質に発生をし、大脳基底核、小脳、脳幹へと進行していき、それに伴って様々な症状が現れてきます。

 

パグ脳炎の原因は?

残念ながら不明です。

現代の医学をもってしても解明されていません。

パグをはじめとする数種類の犬種に発症が見られるものの特定の犬種のみで発症するため、遺伝が関係しているとされています。

パグ脳炎を発症する犬種は水頭症やてんかんの羅患率も高いことも遺伝が原因とされる理由の1つです。

しかし、あくまで遺伝が疑われているだけで立証はされていません。

親がパグ脳炎になってしまったからと言って子もパグ脳炎になるわけではありません。

遺伝ではなく、免疫の異常が原因とも言われますが、こちらも確証はありません。

 

パグ脳炎の症状は?

パグ脳炎は恐ろしい病気ですが、早期発見で予後が変わりますので変化を見落とさないようにしましょう。

脳組織の炎症または壊死からくる神経の症状が主で、以下がその主な症状です。

初期症状としては、

  • 発作を起こす
  • 動きずらそう
  • 動きがかたい
  • 動きたがらない
  • 視力障害
  • 意識が朦朧としている

などが見られ、進行し悪化してくると、

  • 睡眠が多い
  • 食欲不振
  • 発作が多発
  • 同じ場所をくるくる回る
  • 斜頸(首をかたむけている)

さらにここから重症化すると、

  • 立ち上がれなくなる
  • 泳ぐように4肢を動かす
  • 意識を失う
  • 食欲消失

ここまでの症状が出てしまうと残念ながらパグに許された時間は少ないです。

進行の早さや症状の出かたは個体差がありますが、一般的には上記のようになります。

 

パグ脳炎の治療法は?

残念ながらパグ脳炎に対するこれという治療法はありません。

原因もわかっていないため、治療法も確立されていません。

人類の医学は日々進歩していきますが、動物の医学は。。。進歩していないとまでは言いませんがまだまだ進歩が必要です。

特にパグ脳炎のような特定の犬種にしか発症しない病気はどうしても進歩が遅くなります。

パグ愛好家としては、いつか治療法が確立されることを願うばかりです。

現在ではステロイドやてんかんの薬など、内服薬を処方される内科療法が一般的なようです。

お世話になっている獣医さんの話では手術などの外科療法は選択肢に無いそうです。

内服薬に効果が見られれば、その後寿命が尽きるまで数年生きることもあるそうです。

しかし残念ながら内服薬に効果が認められないと、数日~数週間の間に急激に悪化し死に至ります。

 

パグ脳炎は予防できる?

パグ脳炎の予防というのは難しいと思います。

やはり、原因がわからない以上は対策できないでしょう。

ただし、早期発見・早期治療という目的で検査を受けることは可能です。

  • MRI(磁気共鳴画像:Magnetic Resonance Imagingの略)という強い磁場と電波で体の断層画像を撮る機械
  • CT(コンピューター断層画像:Computerized Tomorraphyの略)というX線をつかって体を輪切りにした画像を撮る機械

をつかって検査をすることが一般的で、脳脊髄液検査を受けることもあります。

人間はほとんどの方が健康診断や人間ドッグを受けますが、ペットにはそれがありません。

パグ脳炎に限らず、病気に関しては早期発見・早期治療が理想ですので、元気だとしても年に1回は健康診断を受けましょう。

事前に動物病院にパグ脳炎の事も相談し、検査内容を確認しておきましょう。

 

まとめ

東京大学の犬の壊死性髄膜脳炎(パグ脳炎)の病態解析も参考にしてください。

パグ脳炎は症状が出てから数日で死に至る、恐ろしい病気です。

防ぎようがない病気だということも事実ですが、定期的な健康診断をし早期発見が出来ればその後の結果も変わるかもしれません。

愛犬を守るためにも、普段から早期発見・早期治療を心掛けましょう。

愛犬を守れるのは我々人間しかいません。

 

 

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