購入先はペットショップとブリーダーはどっちが良いの?
今や当たり前に街中で見かける飼い犬達。
新たに犬を家族の一員に迎え用としている方も多いかと思います。
ですが、その犬という新しい家族とはどこに行けば出会えるのでしょうか?
まず頭に浮かぶのはペットショップ、そしてブリーダーかと思います。
実はこの二つ、似て非なるもので選び方はその後の愛犬との生活にも関わってきます。
そこで今回はペットショップとブリーダーの違いや飼い主に合った選び方などをご紹介します。
是非、購入を検討している方は参考にしてみて下さい。
ペットショップとブリーダーの違いや注意点は?
ペットショップとブリーダー、その大きな違いは繁殖者当人であるか否かになります。
ペットショップはブリーダーから犬を買い取った上で生体販売を行いますが、ブリーダーは自身で繁殖させた犬達の生態販売を行っています。
最近では自店でブリーディングを行うペットショップも増えてきましたがその数はまだ多くありません。
ペットブーム最盛期に比べると動物愛護法の改正などもあり、生体販売の環境も整ってきたように思いますが依然悪質なペットショップやブリーダーも存在しておりパピーミル(子犬工場)の摘発などが後を絶ちません。
本来ブリーディングや生体販売には技術はもちろん、繁殖を行う犬種の専門的な知識も必要ですが、営利目的で技術や知識もないままやみくもにブリーディングし、先天疾患を持った個体を生み出してしまうケースや、それを告知しないまま生体販売を行っているケースもあるため十分な注意が必要です。
購入時には店舗に清潔感があるか、犬の状態は綺麗か、健康上気になる点がないかなどよく確認しましょう。
ペットショップから購入するメリット、デメリット
ペットショップから購入するメリット
ではペットショップを利用する上でのメリットは何でしょうか?
一つは動物種や犬種にとらわれず多くの選択肢から新しい家族を探せる点です。
犬に限らず猫や小動物、魚まで幅広く扱っていますし、その種類も豊富です。
純血種だけではなくダックスとチワワのミックス、など混血種の犬がいることも。
またペットショップのほとんどがアフターケアに力を入れています。
購入後のワクチンが提携先の動物病院で割引になる事や、病気やけがをした際に安心な保険に加入しているなど家族に迎えた後も手厚くサポートしてくれるでしょう。
なおマイクロチップに関しては2019年に装着が義務化されましたのでペットショップに並ぶ動物には基本的にマイクロチップは挿入済みとなっています。
マイクロチップに関してはこちらをお読み下さい。
ペットショップから購入するデメリット
では反対にペットショップを利用するデメリットは何でしょうか?
こちらは動物種が豊富であるがゆえに、犬種単体の専門的知識に欠ける場合がある事や早い段階で親兄弟と離れてしまっている場合には社会化が十分でない点、また普段の生活している状態が見られない点などがあげられます。
ただし社会化については生後56日間たつまでは販売が禁止されるようになりましたので以前よりは安心できるでしょう。
ペットショップのショーケースはガラス張りで犬にとっては非常にストレスがかかる生活環境です。
店舗で抱っこしたときは外に出られた喜びでご機嫌だったけれど、いざ自宅に迎え入れてみたら店舗でみた印象と大分違った。などはよくある話です。
普段の様子などは詳しくショップの店員さんに聞いてみましょう。
ブリーダーから購入するメリット、デメリット
ブリーダーから購入するメリット
次にブリーダーを利用するメリットをご紹介します。
ブリーダーの最大のメリットは優秀で良質な犬に出会えるという点です。
ブリーダーはブリーディングを行っている犬種に関して非常に知識が豊富でその犬種の理想的スタイルなどにとても忠実です。
よりそのスタイルに近づくよう、優秀な遺伝子を選んでブリーディングを行っています。
また子犬の普段の生活環境や性格、親犬の顔まで見られるのもブリーダーならではのいい点でしょうか。
その犬種特有の疾患などにも詳しいですし、家族に迎えいれたあとも病気や予防など親密に相談に乗ってくれるかと思います。
また迎え入れるぎりぎりまで母兄弟と過ごしますので社会化も十分に行われるでしょう。
なおペットショップに比べ仲介業者を挟まないブリーダーはペットショップよりもやや生態販売の価格が低い傾向にあるようです。
ブリーダーから購入するデメリット
では反対にブリーダーのデメリットは何でしょうか?
デメリットとしては保険などのアフターケアがない点や金額保障などがない点があげられます。
提携動物病院などもありませんので自身でかかりつけを探しましょう。
どちらにするかの決め手は?
以上をふまえてペットショップとブリーダー、どちらを選んだらよいのでしょうか?
個人的には、
- 犬種に強いこだわりがなく犬を飼ったことがない
- 一から手続きなどサポートしてほしい
という方はペットショップの方がニーズに合ったサービスを提供してもらえるかと思います。
反対に、
- 犬種に強いこだわりがある
- 迎え入れた後は手続きうんぬんよりも犬に関してしっかりと相談に乗ってほしい
という場合にはブリーダーを選ぶとよいかと思います。
どちらも一長一短ですが悪質な生態販売者でない限り最低限のサポートは受けることができるはずです。
もちろん犬の事や、飼育に関する手続きの相談ができる場所は他にもありますから気負いせず好きな方を選びましょう。
まとめ
いかがでしたか?
新しい家族を迎え入れるとなると慎重にもなるかと思います。
沢山のショップやブリーダーがいますがまずは焦らず、落ち着いて犬や販売者を観察してください。
例え先天疾患がある犬でもきちんとインフォームしてくれる販売者であれば大丈夫です。
よく考え、生涯共に暮らすパートナーを探しましょう。
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