ザギトワの愛犬マサルの犬種、秋田犬とは?性格、特徴などは?
平昌五輪フィギュアスケート女子の金メダリストであるザギトワ選手(ロシア)が飼ったことで一気に注目され有名になった秋田犬。
そもそも、なぜロシアのザギトワ選手が日本犬である秋田犬を飼うことになったかということに簡単に触れておきましょう。
平昌五輪前にザギトワ選手が日本で合宿をした際、たまたま秋田犬の写真を見て魅了されてしまったそうです。
そして母親に秋田犬を飼いたいと熱望し、それが叶いました。
五輪金メダリストということもあり、モスクワ市内で盛大に贈呈式が行われ、日ロ首脳会談のためモスクワに訪問中だった阿部総理も出席しています。
秋田犬保存会(本部・秋田県大館市)が主催し、2月15日生まれの赤毛のメスが贈呈されました。
『マサル』という名前は、「勝ちたい、勝利する」という願いを込めてザギトワ選手がつけたそうです。
日本の犬を好きになってくれた上に、世界的に有名にしてくれたザギトワ選手には感謝ですね。
それでは、ザギトワ選手をも魅了した秋田犬がどんな犬なのかお話ししていきましょう。
秋田犬の外見
柴犬よりも少しモコモコしていて丸み帯びた感じです。
成犬時には体高65cm程度、体重は40kg程度で柴犬よりは2まわりほど大きくなります。
顔
オオカミのようなキリっとした顔ではなく、非常に穏やかな優しい顔をしています。
キツネ顔というよりはタヌキ顔で、つぶらな瞳が愛くるしいですね。
耳
ピンと立った三角耳で、耳も被毛に包まれモコモコしています。
顔の大きさの割には、少しだけ小さめに感じます。
目
吊り目というよりは垂れ目で、細目ではなく丸目です。
顔の大きさに対して目の大きさは若干小さめですが、チャームポイントの1つで可愛いですね。
尾
巻尾と言われる、クルっと巻いている尻尾です。
長めの被毛に覆われ、フワフワしている感じの尻尾になります。
色
天然記念物に指定されている秋田犬の指定色は全部で6色です。
- 赤
- 白
- 黒
- 虎
- 胡麻
- 斑
赤が最もスタンダードな色で、ほとんどの秋田犬がこの色になります。
残念ですが近年は「黒」「胡麻」は絶滅状態で頭数はごくわずかとなっています。
性格
秋田犬といえば、忠犬ハチ公ですね。
亡き主人を待ち続けるという、あのハチ公物語からも分かる通り、主人に忠実な犬です。
秋田犬に限らず日本犬は、「一人の主にしか従わない、懐かない」と言われています。
基本的には見た目通りの穏やかな性格ですが、時に威嚇をしたりと闘争心を内に秘めています。
主人に近づいてくる者に対して、主人を守ろうと警戒し、威嚇します。
決してただの暴れん坊というわけではなく、忠誠心の強い利口な犬だからこその行動ということです。
体質
頑丈
当たり前ですが日本古来の犬種になりますから、日本の風土には順応しています。
日本の気候に強い体質で、気候のせいで体調を崩したりということは少ない犬種であることは確かです。
適度な筋肉とバランスの取れた体型で、運動神経も良く、機敏です。
筋肉
被毛がモコモコしているので少し分かり辛いのですが、実は筋肉質な良い体をしています。
さらに、体が大型な為、本気を出されると大人ですら引っ張られてしうので注意が必要です。
見た目はそうでもなさそうですが、走るのも速いです。
抜け毛
被毛はダブルコートという二重構造になっています。
これはオーバーコートと呼ばれる上毛とアンダーコートと言われる下毛で構成されている被毛をいいます。
ダブルコートは抜け毛が多いとされており、換毛期と呼ばれる生え変わりの時期には大量の抜け毛が出ます。
柴犬は、屋外でも室内でも飼育できますが、室内飼いの場合は抜け毛の掃除に苦労はします。
短毛なうえに季節に合わせて生え変わる為、カットなどの必要はありません。
しかし、こまめなブラッシングなどはしてあげましょう。
気温の変化に強い
先述の通り、柴犬の被毛はダブルコートでその性質上、気温の変化には強いです。
暑さ・寒さに合わせて被毛を変えることで、より体温調節をしやすくし身を守ることが出来ます。
日本の気候に合わせた被毛を生まれながらに持ち合わせているわけです。
「秋田」という名前がついていますが、東北のような涼しい気候でないとダメということはありません。
暑さに特別強いということはありませんが、標準的なタフさと言えるでしょう。
賢さ・しつけ
忠誠心がとにかく強く、賢い犬種です。
しつけも比較的容易に出来ると思います。
しかし、しつけをする際に気を付けなくてはいけないことがあります。
忠誠心が強いがゆえに、自分が認めている相手であれば言う事を聞きますが、認めていない相手に対しては背きます。
つまり、小さな子供たちがしつけをしようとすると逆効果になり兼ねません。
覚えるまでは、大人がしつけをしたほうが良いでしょう。
価格
価格としては安価なほうで、10万円前後となっています。
安値の理由は、やはり大型犬が全体的に不人気な為です。
ドッグフードなどの消費量からくるランニングコストや散歩の時の労力など、どうしても敬遠されがちになってしまいます。
ザギトワ効果で人気沸騰かと思いきや、見て楽しむ人は増えたものの飼う人はあまり増えていないのが現状です。
犬種を決める時は生体の価格だけでなく、ちゃんと長い目でみて考える人が多いわけですね。
まとめ
大型犬を飼うということは、正直簡単ではありません。
体格にあった広いスペースが必要ですし、散歩もそれなりの時間をしないと運動不足でストレスが溜まってしまいます。
一度に食べる餌の量も多くなります。
コストも高ければ労力も多くかかり、難点ばかりに感じますが、それを上回る可愛さが天然記念物でもある秋田犬にはあります。
そして従順なところは、本当に家族のように感じられるでしょう。
是非、ハチ公のように強い絆で結ばれた関係を築いてください。
絶対に楽しい時を過ごせますよ。
[…] 秋田犬がどういった犬種かという事はこちらに記載してありますの参照して下さい。 […]